スコアアップに繋がる13の法則

第11回 迷いがミスを生む

2014/01/21 09:00

迷いと上手く付き合ってスコアアップ

ゴルフをやっていると様々な場面で迷うことがある

練習をしなくてもスコアアップに繋がる第11の法則は、迷いがミスを生むことを理解することです。ゴルフとは迷うゲームです。迷いなくゴルフをすることはほぼ不可能でしょう。ツアープロでも日々迷ってプレーをしています。スイング、道具、クラブ選択、コース戦略などと、様々な分野で迷いが生じます。この迷いと上手く付き合うことがスコアアップには重要なのです。

スイングの迷い、道具の迷いが負のスパイラルに陥る

初心者、中級者のほとんどは、技術に迷っていることでしょう。雑誌を読んでは日々新しいことを試し、基本動作が無くなってしまっている人が多いものです。これでは安定したショットが打てませんが、それ以上に迷いを深めてしまいます。上級者の場合はどうでしょうか?まず、調子が悪くなるとまず道具に対して迷いが生まれます。クラブやボールが合っていないのではないか?と考えて道具を変更します。これでも良くならないと、はじめてスイングに迷いを感じます。元々はスイングに問題があった場合でも、すでにクラブを変えてしまっているので、元のスイングができません。元のスイングをしても同じ弾道が打てないため、さらに迷いが深まります。この状態になると、飛距離も不安定になり、コース内ではクラブ選択にも迷うこととなります。

とにかく「迷い」を進行させないこと

1打1打に一喜一憂せず、ミスはつきものと割り切れば迷いは少なくなる

ゴルフは迷うゲームです。迷うこと自体は問題ではありません。迷いと上手く付き合えば良いのです。そして、迷いを進行させて悩みにしないことが重要です。悩みという深い谷に入ってしまうと、そこから這い上がる事は大変な時間と労力を必要とします。それでは迷いと上手く付き合う為に、どんなことに気をつければ良いのでしょうか?

完璧主義者は危険!迷いの深みにハマらない4つの心得

大事なのは判断力と決断力!欲張らずにリカバリーショットをするなど冷静な判断をすること

まず1つ目に、必ず誰にでも調子の波があることを理解することです。人間は機械ではありませんから、毎日同じ動きはできません。完璧主義者は迷いを深めやすいので要注意です。2つ目は、自分の基本動作を理解しておくことです。調子の良い状態をビデオに収めておき定期的に確認したり、コーチがいればその人にスイングをチェックしてもらったりすることです。3つ目は、悩む前の状態に一歩戻ることです。今まで練習してきたことを振り返ってみましょう。もし、決まった練習方法などがあれば、それを繰り返します。クラブに関しては、調子の良かった時のクラブを再度使用するべきです。また、日々の気づきなどをゴルフメモとして残しておくことで、安定したゴルフができる様になります。最後の4つ目は、判断力と決断力を身につけることです。ここが一番重要です。間違ったことでも自分で決断をし、それを信じることができれば迷いは深くなりません。トライ&エラーで徐々に調子は上向いてゆくものです。これらを理解して迷いと上手く付き合うことができれば、スコアアップが可能となるだけでなく、ゴルフというゲームをより楽しむことができるでしょう。