Lesson.2 スタート前の下半身ストレッチ
意外とケガをしやすい下半身をしっかりと伸ばす
今回は下半身のストレッチのやり方を紹介します。ゴルフのスイングは上半身と共に下半身も重要な部分。スイングの土台という意味では、下半身をしっかりとストレッチしておくことが良いスイングにつながると言えます。また、長時間歩くスポーツだけに疲れが溜まりやすくケガをしやすい部分でもあります。スタート前のちょっとした時間を使って必ず下半身をほぐしておいてください。
撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア)
足首を伸ばして左右の動きに対応
ゴルフのスイングは右から左(右打ちの場合)へ横の動きが入り、さらに回転の動きが入ります。その複雑な動きを支える部分が足首です。足首への負担は思っている以上に大きく、きっちりストレッチをしておかないとケガをする原因になります。アキレス腱を伸ばす程度はみなさんも普通に行っていると思いますが、足首をしっかり回すストレッチも加えて行っておきましょう。
足首の柔軟性が回転運動を高める
足首のストレッチで必ずやっておいてもらいたいのが、横に伸ばす動きです。くるぶしを地面につけるように内側に圧力をかけて足首を伸ばします。これを左右の足で行ってください。前述したように足首はスイングを支える上で非常に加重のかかる関節です。この部分を柔らかくしておくと、上体の回転がスムーズになるので、バランス良く振ることができます。
ヒザまわりをしっかりゆるめておく
前傾をキープしたり、傾斜でバランスを保ったりする上で重要な部分がヒザ。ここの柔軟性が欠けていると、スイングも硬くなり、しなやかなスイングができなくなります。極端に言えば下半身が使えなくなり手打ちになる可能性があります。ヒザの柔軟性を高めるにはモモとふくらはぎを伸ばすことです。ポイントは反動をつけずになるべく長い時間をかけて深呼吸をしながら行うことです。急に伸ばすと逆にケガの原因になります。
下半身で最も大切なのが股関節
股関節は前傾を保つという意味でアドレス、さらに上半身の回転の起点となる意味でスイングの両面で重要な部分になります。ストレッチで単純に伸ばすという動きに加えて、回して可動域を広げておくことがポイントです。伸ばし方はヒザをゆるめた状態にして、股関節(足の付け根)から回すこと。これを左右の足で行ってください。足を伸ばした状態だと可動域は広がらないので注意してください。
【動画】Lesson.2 スタート前の下半身ストレッチ
スイングを支える下半身もしっかりとストレッチしておきましょう!