植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.4 朝イチの練習場での考え方

2014/04/28 09:00

その日の自分の球筋を確認しておこう

今回は朝イチのスタート前練習の考え方がテーマです。朝イチ練習の大きな意味は、その日の自分の球筋を確認することです。もちろん体をほぐすことも重要な部分ですが、練習量の少ないアマチュアにとっては、その日にどのような球が出るのかを知り、その球筋でコースを攻略するべきなのです。スライスが出たからスライスを直そうとするのではなく、曲がり幅を小さくする工夫をするのです。では具体的に説明していきましょう。

スイング修正はNG

朝の練習場ではスイング中の動きを変えることはおすすめできません。ミスが出たら、そのミスの度合いが小さくなるようにアドレスに手を加えましょう。例えば練習場でボールを打ったら全くボールに当たらないという人は、まずはクラブを短く持ってみましょう。短く持つだけでスイングはコンパクトになります。また、余計な動きが入りにくいのでミート率は上がるはずです。

ボール位置を少しだけ右足寄りにする

次にトップやダフリが止まらないという人は、ボール位置を少し変えてみてください。例えば少し右足寄りに置いてみて、早くボールにコンタクトさせることで、トップのミスを防ぐことができます。ただ、注意して欲しいのは一気に右足寄りに置かないことです。移動させるのはボール半個か1個ずつ。微調整しながら、その日に最もボールによく当たる位置を探し出すのです。

ボールとの距離を変えてみる

フェース面のトゥ側もしくはヒール側にばかり当たるという人は、自分とボールとの距離に着目してみてください。この部分はプロでも知らず知らずのうちに狂う箇所で、少し変えるだけで大きく変化する可能性があります。一例ですが、ヒール側に当たる人は、ボールに近過ぎて、トゥ側に当たる人は離れて立ち過ぎている可能性があります。

コースに出たら理想の球筋を追いかけないこと

実際のラウンドで何が目標なのかにもよりますが、ほとんどの人は良いスコアを出すことを目的にしていると思います。朝イチの練習場で出たミスを直そうとすればするほど深みにはまります。朝イチの練習場は、直後のラウンドで自分が付き合うべき球筋を確認するのがその意味だということを忘れないでください。理想の球筋を追いかけるのではなく、自分のその日のクセ球で攻略する。これも上達するための効果的な方法なのです。

【動画】Lesson.4 朝イチの練習場での考え方

朝の練習場で出た球筋を活かすことを考えましょう!