植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.30 フックをなおすカンタン練習法

2014/10/27 09:00

なぜフックになるのか?

フックで悩んでいる人の多くは、フェース面がインパクトでかぶっています。ボールを手先でつかまえようとしたり、強くインパクトしようとすることで、フェースが急激にかぶることがあります。理想はインパクトを通過点にして、フィニッシュまでバランス良く振り切ること。スイング中に、体のある部分が止まることで、フェースはかぶりやすくなるのです。

腰が止まるから手が返ってしまう

フェースが返ってしまう原因は、スイング中に腰が止まることにあります。フックで悩む人は、体の正面でインパクトしようとする意識が強すぎる傾向があります。それで腰が止まって、手が返る動きを引き起こすわけです。スイングで大事なことは回転し続けること。インパクトが通過点になれば、急激にフェースが返ることがなくなるので、つかまりすぎてフックになることはありません。

フィニッシュからスイングを作る

腰が止まってしまう人は、まずは正しいインパクトの形を体で覚えましょう。そのために素振りでフィニッシュまで振り切ります。このとき、右足は上がりすぎないようにしてください。フィニッシュの形を作ったら、上半身だけをインパクトまで戻す。これが腰が回った状態の正しいインパクトになります。この形でボールを打つんだというイメージをしっかり体に覚えさせてから、球を打つことを繰り返してみましょう。

ハンドファーストでインパクト

フックや引っかけが出る人は、インパクトで手が動き過ぎて、ハンドファーストになっていない人がほとんど。ただ、手先でハンドファーストの形を作っても意味がありません。言い換えれば、腰をしっかりと回したインパクトができると自然にハンドファーストになります。ハンドファーストインパクトは最も力をボールに加えられる基本的な形。この形を目指して練習してみてください。

【動画】Lesson.30 フックをなおすカンタン練習法

フックをなおすポイントは腰の回転です!