植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.45 ラウンド中のダフリを即効修正!その1

2015/02/16 09:00

ボールの手前にヘッドが落ちる

一般的にアイアンのミスで最も多いのがダフリでしょう。ダフリとはボールの手前の芝を叩いて、ボールが全く飛ばないミスをさします。ダフリには打ち込みすぎて、ボールの手前をざっくりするタイプと、ボールを上げようとして、手前にヘッドが先に落ちてしまうタイプがあります。今回は、多いケースということで、後者のダフリについて説明していきましょう。

右足に体重が残るとダフリやすくなる

ボールを上げようとする意識が強い人の傾向は、フィニッシュで体重が右足に残った状態になります。これはまだ振り切れているので、ボールは前に飛んでいると思いますが、大ダフリになるのと紙一重の動きなんです。ヘッドが下から入りやすく、上手くヒットできたとしても、ロフト通りの高さや距離を出すことはできません。まずは、ボールを上げようとする意識を抑えることが重要なポイントになります。

左足に体重が乗ったインパクトを目指す

ヘッドが下から入るスイングを修正するためには、左足にしっかりと体重移動させながらインパクトすることが必要です。また、体が起き上がろうとするのを抑え、クラブを上から下に振る動きも必要になります。手先で鋭角に打ち込んでも、最初に説明した、刃から手前にザックリするダフリになるだけです。上半身の動きは意識せずに、下半身主体のスイングを目指しましょう。

右足かかとを浮かせてスイング

ラウンド中に突発的にダフリが止まらなくなったら、右足のかかとを浮かせた状態でスイングしてみてください。ダフるのは、ダウンスイングで左足に体重が乗っていかないからで、右足のかかとを浮かせておけば、いやでも左足に体重が乗ります。左足下がりのライから打つような状況を作ってしまえばいいのです。当然、バランスは取りにくくなるので、むやみに大きく振らずにコンパクトにスイングしていきましょう。

【動画】Lesson.45 ラウンド中のダフリを即効修正!その1

ダフリを修正するためには、体重移動がポイントになります!