ティモンディ前田「ロングパットはカップ周りの傾斜を読むべし」
競技ゴルフで結果を出すために避けて通れないのが、パッティングの技術向上。真っすぐ打ち出す技術や距離感(タッチ)の合わせ方は、前田さんが磨いていくべきポイントで、そのためには「グリーンの読み」や「パットの基本的な考え方」が必要スキルとなります。今回は間近に迫った予選に向けて、スコアをグッと縮めるグリーン上での“セオリー”を勉強していきます。
■ゴルフ・トライアウト無限大とは
人気芸人のティモンディ(前田裕太・高岸宏行)が出演する動画企画。シーズン1でゴルフと「出合い」、シーズン2では「上達」をテーマにレッスンを重ね、一人前のゴルファーに成長。シーズン3では「楽しむ」ことをテーマに、さまざまなゲストの胸を借り、成長を加速させた。そして、このシーズン4は、“ゴルフ熱”急上昇中の前田がゴルフテックの吉田幸太郎コーチと共に、アマチュア競技全国大会出場を目指す。
ロングパットは2パットでOKと考える
これまでの前田さんは、ロングパットを1打で寄せきれず、3パットしてしまうことが何度もありました。吉田コーチは「ロングパットは入れにいこうとせず、2パットで上がれれば『◎』と考えることが重要」といいます。そのためには、「2パット目をどこから打つのが簡単かを見極めること」が大事で、1パット目でそのエリアに運ぶためにグリーンをしっかりと読んでいきます。
傾斜の読み方のポイント
特にロングパットは、打ち出してすぐはボールの速度が速いので傾斜の影響を受けにくく、カップ回りのボールの速度が遅くなってからのほうが傾斜の影響を受けやすくなります。吉田コーチは「アマチュアはボールの近くの傾斜に気を取られがちですが、重要なのはカップの1ピン手前ぐらいから、特にカップ周り」といいます。プレーファストを意識しながら、ピン周りを一周して様々な角度からじっくり傾斜を観察します。
「何となく寄ったからいいや」はダメ
打つ前に、転がり方とボールを留めたいエリアをしっかりイメージすることが重要。「何となく寄ったからOKが一番よくない」と吉田コーチは指摘し、多少オーバーしたとしても、イメージ通りの軌道で打てたなら評価し、ピンに寄っても転がり方や止まった場所がイメージと違うのであればダメなパットとします。その積み重ねでグリーン上での感覚や技術が磨かれます。前田さんは「読みが違ったのか、打ち方が悪かったのか、課題が明確になりますね」と納得した様子でした。
次回予告
いよいよ前田さんが初めて出場する予選の場所が決定。次回はその会場となる「嵐山カントリークラブ」を“練ラン”します。コースを知り尽くすトップアマの金井篤司さんから攻略法を余すことなく教わります。
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■ ティモンディ・前田裕太(まえだ・ゆうた)〈左〉 プロフィール
1992年生まれ。高校野球の強豪・済美高(愛媛)のチームメイト・高岸と結成したお笑いコンビ「ティモンディ」でツッコミを担当。3年時の夏に県大会決勝で敗れ、甲子園出場はならなかった。サウスポーの控え投手兼野手として活躍し、野球用具メーカーが行う体力測定で高校1年から2年連続で全国1位の経歴を誇る。