S吉クンのゴルフ研究

ゴルフ雑学 グリーンのカップに関係するうんちく

2015/03/10 11:31

ラウンドトークで「知ってて自慢できる」ネタ満載!

グリーンまわりでも素朴な疑問がいっぱい!

カレドニアンGC自慢のグリーンにやってきたS吉クン。ここでも持ち前の“知りたがりグセ”が止まらず、旗竿やカップなど何でも気になって気になって仕方がない~!
ということで「カレドニアンのことならこの人に聞け」で、グリーンキーパーの石井浩貴さんを根掘り葉掘り質問攻めに……。

(取材協力/カレドニアン ゴルフクラブ)

旗竿にもいろんな目印があるって知ってた?!

カレドニアンのことならこの人に聞け!石井さんを質問攻め!!

(S吉)ピンポジションのお話は前回お伺いしました。ところで、実際にコースに行って、ピンポジションの位置を確認する方法はありますか?

(石井)コースによって違うのですが、マスター室でその日のピンポジションをプリントした「ピンポジシート」というものを配布しているコースもあります。また、グリーンを4~6くらいのエリアに分割して、それぞれの場所に番号を振って、番号でお知らせしている場合もあります。

(S吉)旗竿に、小さい穴がたくさん開いている赤や黄色いボールが付いていることがありますよね? あれは何ですか?

(石井)それもピンポジションを表わしています。あのボールが旗竿の上の方についていれば、ピンポジションは奥、下の方についていれば手前という意味です。

(S吉)なるほど~。

(石井)ちなみに私たちのコースのように、旗の色でピンポジションの位置を表わすコースもよくあります。ここでは白が手前、黄色が真ん中、赤が奥、です。

(S吉)ふむふむ。ボールが竿のどこについているのかや、旗の色を見て残りの距離を考えればいいんですね。

(石井)そうです。

カップインして良い音が響くのは日本だけ!

この「カラ~ン」といういい音を聞いてホールアウトしたいですよね!

(石井)ところで、S吉クン、ボールがカップインすると「カラ~ン」といい音がしますよね? あれって、実は日本だけって知っていましたか?

(S吉)ええっ!? そうなんですか?

(石井)カップが金属でできていて、底に“反響板”という丸い板が入っているのですが、これがあるから、あのいい音がするんですね。

(S吉)そういう細かい心配りが日本人ぽいですね。その板は何でできているんですか?

(石井)ステンレス製のことが多いようです。

(S吉)そういえば、海外の試合をテレビで見ていても、あんまりカップインの音がしませんよね。

(石井)海外や、日本でもカジュアルなゴルフ場では、樹脂製のカップが使われていることが多いようです。ホールカップにはいろいろな材質のものがあって、樹脂製のもので数千円、鉄やアルミダイキャスト製のもので約5000~8000円、反響版付きのステンレス製のもので1万円以上もするんです。やっぱり、新しい方が音もいいですね。

(S吉)今度プレーするときは、カップにも注意してみます!

石井さんがこれだけは言いたかった!とっておきのゴルフ場ダジャレ!

旗と竿がつながっている部分を“スイベル”(“回転”の意)、竿の下方の、カップに刺さる部分を“ヘラール”と呼ぶ。

(石井)ところで、このピンフラッグですが、実は消耗品なんです。ご存知でしたか?

(S吉)ええっ!? 知らなかったです。

(石井)この旗の下の部分、ここに砂などがついてカップの受け部分とこすれると擦り減ってしまい、まっすぐ立たなくなるんです。だから、この部分を1年に1回くらい交換します。

(S吉)へー。

(石井)名前が面白いんですよ。“ヘラール”って言うんです。減るのに(笑)。

(S吉)ダジャレを先に言われた!

今回の役立つゴルフうんちく

竿に付いているボールの場所や旗の色で、カップの位置が手前か奥か分かるようになっているのだ。そして、カップインで「カラ~ン」と音のするカップはなんと日本だけ!
旗の下の部分が消耗品で、減るのに“ヘラール”という名前だった!