第2回「フェードとドローを打つためのティアップの位置」
持ち球を知ることからマネジメントは始まる
第2回目のテーマは「フェードとドローを打つためのティアップの位置」です。ゴルフは、ボールが曲がりやすいスポーツ。常にストレートボールを打ち続けることは、プロゴルファーでも簡単なことではありません。また、仮にストレートボールを打とうとしても、少しミスすると右にも左にも曲がる可能性があります。どっちに曲がるか分からない弾道ではコースマネジメントをしにくくなってしまいますよね。ですから、「右に曲がりやすい、右に曲げやすい」、または、「左に曲がりやすい、左に曲げやすい」という持ち球の傾向を知っておくことが大切です。
スライサーは右サイドにティアップしてリスクマネジメント
持ち球を知っていれば、ミスショットをカバーすることもできます。前回お話ししたようにティグラウンドの幅を利用すればいいわけです。スライスやフェードヒッターは右サイドにティアップして左を狙いましょう。左サイドを狙うことでコースを広く使うことができます。その時に注意したいのが、アドレスです。クラブと体のラインがターゲットに向いているか確認してください。
また、逆にフックやドローヒッターは、ティグラウンドの左サイドにティアップして右を狙いましょう。すると、曲がり幅が大きくなってもフェアウェイやラフにボールが留まる可能性が高くなるし、心理的な余裕が生まれてスムーズにスイングすることもできます。ティアップする際の注意点は、コースの広く使いたいサイドと逆サイドにティアップすることです。
第2回目のテーマ「フェードとドローを打つためのティアップの位置」の詳しいレッスンは、ネスレサイト「近藤共弘プロが教える 簡単ワンポイントゴルフレッスン」の動画で紹介しています。動画では、タケ小山プロが近藤プロにシチュエーションに対して、どの様な対処をしていくか質問形式でわかり易く展開しています。是非ご覧ください。
近藤共弘(こんどうともひろ)
1977年6月生まれ、愛知県出身。本名は近藤智弘。2009年1月13日に登録名を近藤共弘に変更。2006年のメジャー「日本プロゴルフ選手権」でプレーオフを制して初優勝を飾る。アマチュア時代は高校在学中に「日本ジュニア」で優勝、大学時は「日本学生選手権」など数々のタイトルを獲得し、日本代表として出場した1998年のアジア大会では個人・団体ともに金メダルを獲得している。16年にネスレ日本に入社し名刺や社員証も持っている。
恵庭カントリー倶楽部(北海道)
取材協力:恵庭カントリー倶楽部
所在地:〒061-1422北海道恵庭市盤尻53-2
TEL:0123-33-0001
アクセス:道央自動車道/恵庭ICより5㎞