近藤共弘プロの超シンプル思考

第4回「ロングパットを2パット以内で上がるパット術」

2016/10/10 09:00

ロングパットで大切なのは方向性?距離感?

前回はピンが手前に切ってある場合は、カップをオーバーさせてでもグリーンに乗せましょうというお話しをしました。ただパッティングが苦手なアマチュアゴルファーは、長い距離が残ってしまうと3パット、4パットしてしまうと心配する人もいるはずです。そんな方のために今回はロングパットのレッスンをしたいと思います。ロングパットで大切なのは、方向性と距離感、どちらだと思いますか。答えは距離感。5m左右に外すよりも、5mショート、オーバーすることの方が多いはず。距離感を磨くことでロングパットは攻略できるのです。

真っ直ぐ打つことばかりに集中し、下を向いたまま素振りをするゴルファーも多い

「ロングパットのときはヘッドをここまで引いて、フォローはここまで出す」などとストローク幅で距離感を作ろうとしている人は多いですよね。また、スライスやフックといったラインの読みは意識しますが、上りや下りといった傾斜の読みはあまり意識していない人もいます。さらに真っ直ぐ打つことばかりに集中し、下を向いたまま素振りをするゴルファーも多いと思います。しかし、僕はこの方法はあまりお勧めしません。インパクトの力加減、ストロークのスピードによってボールが転がる距離は変わってくるからです。

カップを見て素振りすれば距離感が合ってくる

目からの情報を素振りでイメージし、距離感をつかむ

僕が実践しているのはカップを見ながら素振りをすること。目からの情報が意外に正確で、何度か素振りをしているとイメージがつかめてきます。練習グリーンなどではボールを見ずにカップを見ながら打つのもお勧め。距離感が磨かれますよ。

第4回目のテーマ「ロングパットを2パット以内で上がるパット術」の詳しいレッスンは、ネスレサイト「近藤共弘プロが教える 簡単ワンポイントゴルフレッスン」の動画で紹介しています。動画では、タケ小山プロが近藤プロにシチュエーションに対して、どの様な対処をしていくか質問形式でわかり易く展開しています。是非ご覧ください。

近藤共弘(こんどうともひろ)
1977年6月生まれ、愛知県出身。本名は近藤智弘。2009年1月13日に登録名を近藤共弘に変更。2006年のメジャー「日本プロゴルフ選手権」でプレーオフを制して初優勝を飾る。アマチュア時代は高校在学中に「日本ジュニア」で優勝、大学時は「日本学生選手権」など数々のタイトルを獲得し、日本代表として出場した1998年のアジア大会では個人・団体ともに金メダルを獲得している。16年にネスレ日本に入社し名刺や社員証も持っている。

恵庭カントリー倶楽部(北海道)

取材協力:恵庭カントリー倶楽部
所在地:〒061-1422北海道恵庭市盤尻53-2
TEL:0123-33-0001
アクセス:道央自動車道/恵庭ICより5㎞