近藤共弘プロの超シンプル思考

第5回「花道からミスしないアプローチ法」

2016/10/17 09:00

もっとも寄せやすいのはピッチエンドラン

今回のテーマは「花道からミスしないアプローチ法」です。せっかく花道まで順調にきたのに、そこから大たたきしてスコアが崩れてしまった…。そんな経験がある人は多いのではないでしょうか。花道は芝が刈りそろえられ打ちやすい状況のはず。しかもカップまでの距離があまりない状況なのに、なぜダフリやトップが出てしまうのでしょうか。いくつかのポイントを押さえておけば、花道からミスを防止することができます。ひとつは球筋のイメージ。フワッと上げるアプローチに憧れを持つ人は多いですが、ピッチエンドランが一番寄せやすく、ミスが少ないベーシックなアプローチ法だということを覚えておきましょう。

クラブを長めに持つ人が多く、ボールの位置も中心からやや左足寄りにセットするゴルファーが多い

フワッと上げるアプローチはターゲットを点で狙うことになってしまい、寄る可能性が低くなります。また、花道からダフリやトップが多くでてしまう原因はクラブを長めに持つ人が多く、ボールの位置も中心からやや左足寄りにセットするゴルファーが多いと思います。アプローチでは体重移動をあまりしないので、ボールが左寄りにあるとクラブがとどかなくなってしまい、体が左にボールを追っていくかたちになりミスにつながりやすくなります。

クラブを短く持ちボールは右足つま先前にセット

クラブを短く持ち、ボール位置は右足つま先の前にセット

アプローチでは、まずクラブを短く持つこと。またボール位置は右足つま先の前にセットし、体重は右でも左でもなく体の中心で5:5のスクエアにセットします。ボールをしっかり見ながら距離なりのふり幅で振っていくことで、ダフリやトップのミスも減りカップに寄る確率が高くなるのです。また、ピッチエンドランのアプローチは線で狙えるのでカップインの確率が高くなります。

第5回目のテーマ「花道からミスしないアプローチ法」の詳しいレッスンは、ネスレサイト「近藤共弘プロが教える 簡単ワンポイントゴルフレッスン」の動画で紹介しています。動画では、タケ小山プロが近藤プロにシチュエーションに対して、どの様な対処をしていくか質問形式でわかり易く展開しています。是非ご覧ください。

近藤共弘(こんどうともひろ)
1977年6月生まれ、愛知県出身。本名は近藤智弘。2009年1月13日に登録名を近藤共弘に変更。2006年のメジャー「日本プロゴルフ選手権」でプレーオフを制して初優勝を飾る。アマチュア時代は高校在学中に「日本ジュニア」で優勝、大学時は「日本学生選手権」など数々のタイトルを獲得し、日本代表として出場した1998年のアジア大会では個人・団体ともに金メダルを獲得している。16年にネスレ日本に入社し名刺や社員証も持っている。

恵庭カントリー倶楽部(北海道)

取材協力:恵庭カントリー倶楽部
所在地:〒061-1422北海道恵庭市盤尻53-2
TEL:0123-33-0001
アクセス:道央自動車道/恵庭ICより5㎞