近藤共弘プロの超シンプル思考

第9回「左足上がりの傾斜を攻略」

2016/11/14 10:00

いつもよりボールが飛ばなくなる理由

左足上がりの傾斜ほど大きなミスは出にくいものの、「なぜかイメージ通りに打てず、グリーンに届かない」と感じるゴルファーは多いはずです。距離が足りなくなる理由は、左足上がりの傾斜に沿って構えるためロフトが寝るから。フラットなライよりも高い球になる分、前に飛ばなくなるのです。「それならば右足寄りにボールを置いて、ロフトを立てて打とう」というのはNG。もっと単純に考えて、クラブの番手を上げて打てばいいのです。

番手を上げてコンパクトに振り抜こう

アドレスの体重配分は傾斜なりに立ち、ボール位置は右寄りにします。ライが悪い状況では、グリップは短めに持つのが基本。

左足上がりのライだけでなく、傾斜からのショットはスイング中にバランスを崩しやすくなるもの。ですからコンパクトに振ることを考えましょう。具体的にはクラブを短く持ち、スリークォーターでスイングします。アドレスの体重配分は傾斜なり。つまり右足体重で構えてください。ボールは左に飛び出しやすいので、やや右を向いて構えるとイメージ通りに打てるはずです。

第9回目のテーマ「左足上がりの傾斜を攻略」の詳しいレッスンは、ネスレサイト「近藤共弘プロが教える 簡単ワンポイントゴルフレッスン」の動画で紹介しています。動画では、タケ小山プロが近藤プロにシチュエーションに対して、どの様な対処をしていくか質問形式でわかり易く展開しています。是非ご覧ください。

近藤共弘(こんどうともひろ)
1977年6月生まれ、愛知県出身。本名は近藤智弘。2009年1月13日に登録名を近藤共弘に変更。2006年のメジャー「日本プロゴルフ選手権」でプレーオフを制して初優勝を飾る。アマチュア時代は高校在学中に「日本ジュニア」で優勝、大学時は「日本学生選手権」など数々のタイトルを獲得し、日本代表として出場した1998年のアジア大会では個人・団体ともに金メダルを獲得している。16年にネスレ日本に入社し名刺や社員証も持っている。

恵庭カントリー倶楽部(北海道)

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