近藤共弘プロの超シンプル思考

第10回「林からグリーンに寄せる方法」

2016/11/21 09:00

林からの脱出ショットの代表的ミス

日本にはホール間を林でセパレートしているコースが多く、ボールを曲げてしまうと林の中から脱出するショットを打たなければいけません。

アマチュアゴルファーの皆さんに多いのは、ロングアイアンを持って低い球を打とうとするケース。出球は低く出るのですが、球が低すぎるとボールが芝に喰われて勢いがなくなり、結局脱出できなくなってしまいます。また、サンドやアプローチなどのウェッジを持つ人もいますが、これもNG。球を低く出そうと右足寄りにセットしてダウンブローに打つ人が多いですが、ダウンブローに打つほど球が上がって木に当たってしまいます。

ミドルアイアンで払い打てば脱出しやすい

ミドルアイアンを使って、ヘッドスピードを上げずに地面を払うイメージで打ちましょう

このシチュエーションで僕がオススメするのはロングアイアンでもウェッジでもなく、ミドルアイアンです。7番や8番を短く持ったら、「低い球を打とう」と打ち込むのではなく、ヘッドスピードを上げずにサラッと払い打ってください。ゆっくり振ることでヘッドが芝の抵抗を受けづらくなり、抜けがよくなります。この打ち方だとほどよくボールが上がるし、ランを稼ぐこともできます。実戦では有効な技なので皆さんもぜひ試してください。

第10回目のテーマ「林からグリーンに寄せる方法」の詳しいレッスンは、ネスレサイト「近藤共弘プロが教える 簡単ワンポイントゴルフレッスン」の動画で紹介しています。動画では、タケ小山プロが近藤プロにシチュエーションに対して、どの様な対処をしていくか質問形式でわかり易く展開しています。是非ご覧ください。

近藤共弘(こんどうともひろ)
1977年6月生まれ、愛知県出身。本名は近藤智弘。2009年1月13日に登録名を近藤共弘に変更。2006年のメジャー「日本プロゴルフ選手権」でプレーオフを制して初優勝を飾る。アマチュア時代は高校在学中に「日本ジュニア」で優勝、大学時は「日本学生選手権」など数々のタイトルを獲得し、日本代表として出場した1998年のアジア大会では個人・団体ともに金メダルを獲得している。16年にネスレ日本に入社し名刺や社員証も持っている。

恵庭カントリー倶楽部(北海道)

取材協力:恵庭カントリー倶楽部
所在地:〒061-1422北海道恵庭市盤尻53-2
TEL:0123-33-0001
アクセス:道央自動車道/恵庭ICより5㎞