近藤共弘プロの超シンプル思考

第12回「残り50ヤードのバンカーショット」

2016/12/05 09:00

「バンカーショットはSW」という固定概念を捨てる

12回に渡ってお送りしてきたこのレッスン企画も、今回でいよいよ最終回です。最後のテーマは長い距離を打つバンカーショット。ロングホールで2オンを狙ったときなど、このシチュエーションに遭遇することはよくありますよね。アマチュアゴルファーの皆さんに多いのは、SWを持って120%の力で思い切り振るケース。スイング軸もぶれてしまいますし、力みも生まれるため、この打ち方でクリーンに打つのはプロでも至難の業です。「バンカーショット=SW」という固定観念を捨てると意外にやさしく脱出できるのです。

クラブを換えて同じ打ち方をすればミスしにくい

「バンカーショットはSW」という固定概念を捨て、距離に応じた番手選びが重要です

僕の場合、長い距離のバンカーショットを打たなければいけない時はSWから8Iくらいまで持つことがあります。番手が変わっても打ち方はいつものバンカーショットと同じ。フェースを開き、オープンスタンスに構えて砂にソールを当てて振ります。どんな状況でも、いつもと同じ振り方をすることがもっともミスしにくい打ち方です。長い距離のバンカーショットでは打ち方を変えるのではなく、番手を変えるという方法をとりましょう。

最終回のテーマ「残り50ヤードのバンカーショット」の詳しいレッスンは、ネスレサイト「近藤共弘プロが教える 簡単ワンポイントゴルフレッスン」の動画で紹介しています。動画では、タケ小山プロが近藤プロにシチュエーションに対して、どの様な対処をしていくか質問形式でわかり易く展開しています。是非ご覧ください。

近藤共弘(こんどうともひろ)
1977年6月生まれ、愛知県出身。本名は近藤智弘。2009年1月13日に登録名を近藤共弘に変更。2006年のメジャー「日本プロゴルフ選手権」でプレーオフを制して初優勝を飾る。アマチュア時代は高校在学中に「日本ジュニア」で優勝、大学時は「日本学生選手権」など数々のタイトルを獲得し、日本代表として出場した1998年のアジア大会では個人・団体ともに金メダルを獲得している。16年にネスレ日本に入社し名刺や社員証も持っている。

恵庭カントリー倶楽部(北海道)

取材協力:恵庭カントリー倶楽部
所在地:〒061-1422北海道恵庭市盤尻53-2
TEL:0123-33-0001
アクセス:道央自動車道/恵庭ICより5㎞