Vol.6 シャフトを横にしならせると飛ぶ!
飛ばすためには、シャフトのしなりを使う
今回はシャフトのお話です。ゴルフクラブのシャフトというのは、スイング中にしなり、しなり戻ることによってボールにパワーを伝えています。シャフトのしなりをうまく使うことができれば、最大限に自分のパワーをボールに伝えて飛ばせるようになるわけです。では、どのようにシャフトをしならせればいいのでしょうか。結論から言うと、シャフトは横にしならせるように使うべきなのです。
トウダウンをできるだけ抑える
シャフトの先には重いヘッドが付いているので、インパクト付近では縦方向にシャフトがしなるトウダウンという現象が起きます。多かれ少なかれ、どんなスイングでもトウダウンは起こるのですが、この縦方向のしなりは地面方向にパワーが逃げてしまう現象でもあるので、できるだけ抑えたい動きです。飛ばしたいのであれば、トウダウンをできる限り抑えたスイングを目指しましょう。
上からヘッドを打ち込むと、トウダウン量が増える
まずは、良くない動きから説明します。クラブを垂直方向に上下に振ると、ご覧のとおりシャフトが縦方向に曲がり、トウダウン量が増えているのが分かりますよね。スイングに置き換えると、これは上から下にクラブを叩きつけるような動きです。ボールを上から叩こうとすればするほど、トウダウン量は増えてしまいます。
シャフトは横にしならせよう!
シャフトは、ボールが飛んでいく方向にしならせたほうが、パワーロスが少なくなって飛ばせます。つまり、シャフトが横方向にしなるようなスイングをゴルファーは身に付けたほうがいいのです。腕や手首を固定したまま、フェース面が変わらないようにして肩だけを左右に回転させてみてください。すると、シャフトが横方向にしなるのが分かるはずです。
いくら腕や手首を動かしても、シャフトはしならない
シャフトをしならせようとして、腕や手首を一生懸命に動かす人がいますが、それは間違いです。感覚的にはシャフトがしなっているように思えますが、本当はカラダのほうがしなっているだけなのです。注意してくださいね。
腕を引き締めて、肩を回転させよう!
シャフトを横にしならせようと思ったら、必然的に腕や手首の動きが小さくなり、肩の回転が必要だと分かります。このようにゴルフクラブやシャフトをうまく使おうと考えると、スイング中に必要な動き、飛ばすための正しい動きが自然と理解できるのです。
【動画】Vol.6 シャフトを横にしならせると飛ぶ!
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