実は隠れた三つ子ちゃん!? 「チョロ」を打て!
2017/12/11 19:00
「チョロ」のメカニズムを学ぶ
打った直後に着地し、ズズズッと地面を這って飛距離は100ydにも満たない弾道の「チョロ」。今回はこのドライバーの代表的ミスのひとつである「チョロ」をレッスンしていきます。多くのアマチュアゴルファーは1種類と思いがちですが、実は3種類存在しています。
1. 上半身を起き上がらせて「トウ側」でヒット
1つ目は、(飛球線より)右方向のチョロです。フェース面のトウ側(先の方)でボールを当てて飛ばす打ち方になります。ダウンスイングで上半身を起き上がらせ、ボールから上体が離れることで、うまくトウ側にボールを当てられます。
2. 両ひざを伸ばして「下部分」でヒット
2つ目は、(飛球線の)真ん中方向のチョロです。フェース面の下部分でボールを当てて飛ばす打ち方になります。前傾角度は維持したまま、ダウンスイングで両ひざを伸ばすことにより、ヘッド軌道の高さが通常よりやや上になることで、フェース下部でボールをとらえられます。
3. 前傾角度を深めて「ヒール側」でヒット
3つ目は、(飛球線より)左方向のチョロです。フェース面のヒール側(根元の方)でボールを当てて飛ばす打ち方になります。ダウンスイングで前傾角度が深くなり、上体がボールに近づくことで、うまくヒール側でボールを当てられます。
4. 前傾角度キープで「チョロ」は出ない
逆に「チョロ」を出さないように打つには、前傾角度をキープしたまま、ひざを伸ばさないことがポイントです。アドレスの姿勢をインパクトまで維持することが重要。ですが、残念ながらこうしてしまうと立派な“チョロリスト”にはなれませんが…(笑)。
(次回は、「シャンク」の打ち方をレッスン!)
取材協力/ゴルフ5カントリーオークビレッヂ
吉本 巧(ヨシモト・タクミ)
1980年生まれ、兵庫県神戸市出身。1998年世界ジュニアマスターズにて日本代表として出場し4位入賞。プロゴルファー転向後、米国ミニツアー通算3勝。現プロゴルフコーチとして「銀座ゴルフアカデミー」を主宰。