ミスショット レッスン

バンカーで場外ホームランを打て!

2018/02/19 17:00

「バンカー ホームラン」のメカニズムを学ぶ

ガードバンカーからの「ホームラン」は、大きく分けて2種類存在します。1つは、グリーンを横切ってしまう大きさの「通常ホームラン」。もう1つが、それ以上に飛距離が出て、OBゾーンまで届いてしまう「場外ホームラン」です。

1. ヘッドの入れ方だけ注意の「通常ホームラン」

ボール(黄身)をヘッドでグチャッと潰す感じ

まずは「通常ホームラン」ですが、打ち方はボールを“黄身”に例えた“目玉焼き”のイメージでボールを運ぶナイスショットの打ち方と同じです。その動きのまま、ヘッドを入れる位置をボールの手前ではなく、直接ボールに刃(リーディングエッジ)が当たる感覚で振り抜きます。

2. ボール位置は右足寄り

極端に右足側でOK

次に「場外ホームラン」ですが、打ち方は「通常ホームラン」よりヘッドの入射角が鋭角になるように打ちます。ボール位置は、スタンスの真ん中より右足寄り。打つ前からヘッドが鋭角に下りてくる設定を作ります。

3. フェース面でボールを潰す感覚

刃より面でボールをとらえると打ちやすい

「通常ホームラン」と同じく、ヘッドを直接ボールに当てるように打ちます。このときボールの真ん中より上半分(北半球)にフェース面をブツけるように打ちましょう。そうすることで、強めのハンドファーストでクラブが入り、ロフト角が立ったままインパクトすることができます。

4. 出球の強いボールを放つ

フォローではヘッドがしっかり抜けているのが分かる

ロフト角が立ったままヒットさせることで、低い弾道の強いボールを打つことができます。また入射角が鋭いことで、ヘッドとボールとの衝突力が増し、OBゾーンまで届くほどの強い球となります。

(次回は、「ミスパット」編をレッスン!)

取材協力/サザンヤードカントリークラブ

解説/吉本 巧(ヨシモト・タクミ)
1980年生まれ、兵庫県神戸市出身。1998年世界ジュニアマスターズにて日本代表として出場し4位入賞。プロゴルファー転向後、米国ミニツアー通算3勝。現プロゴルフコーチとして「銀座ゴルフアカデミー」を主宰。