中井学のフラれるゴルフ

Lesson.20 アプローチの距離感を作る練習法

2013/07/08 09:00

自分なりの距離感の作り方を知る

ゴルフにおいて最も重要なのが距離感です。特にアプローチの距離感はスコアに直結する部分であり、アプローチの距離感がアップすれば、必ずスコアはアップすると言えます。

距離感の習得方法としては、練習量を増やして、体で覚えることもひとつの方法ですが、それを実践するにはお金や時間などの環境も必要になります。ここでは、自分なりの距離感を簡単に作れる方法を紹介していきます。

距離2倍=振り幅2倍ではありません

例えばエッジまで10ヤード、ピンまで20ヤードという状況でボールを2球用意します。それで1球は10ヤード、2球目は20ヤードを打ってみてください。ちょうど2倍の距離感になるわけですが、この打ち分けを自分はどのようにしているのかを知ることが距離感を作るための第一歩なのです。

距離感を振り幅でコントロールしているという人も多いと思いますが、では10ヤードの倍は振り幅も倍なのかと言えば、単純にそうではない。それをどの部分で調整しているのかを知って欲しいのです。

自分なりの距離感の変速機を見つける

私の場合は、距離感というものは体を回転するスピードでコントロールしています。まず10ヤードでだいたいのテークバックの大きさをイメージしたら、あとはアドレスした状態から胸を左右に向けるだけ。20ヤードでは少し大きめのテークバックをイメージして、やや体を動かすスピードを速める。

私の場合は体を回転するスピードですが、それは人それぞれのポイントで結構です。自分に適した変速機を見つけ出してください。

どんな小さなショットでも体が主役

距離感をコントロールするには手先だけの動きではできません。手打ちで距離が合うのはたまたまだと思ってください。反復性を高めようと思うのなら、体の大きな部分を使うこと。これは小さなショットになればなるほど意識しなければならないことで、自分の距離感の変速機を見つけ出す場合も、手先の動きには頼らないようにしましょう。

アプローチの技術が向上すれば必ずスコアはアップします。これまでの10回のレッスンを頭に入れてスキルアップを目指してください。

【動画】Lesson.20 アプローチの距離感を作る練習法

自分なりの変速機を見つけてみましょう!