1分スイング

斧で木を切り倒す― 上田桃子の“下半身イメージ”【優勝者スイング】

2017/10/24 12:15

賞金女王から10年! 進化した「桃子スイング」

「マスターズGCレディース」で今季2勝目を果たした上田桃子。賞金女王を獲得した当時(2007年)の飛距離重視スイングから、技巧的な要素が加えられ、パワフルさに磨きがかかった。そんな進化を続ける上田の2017年版スイングを解析していこう。

積極的に下半身から始動する「バックスイング」

バックスイングでは下半身から動きをスタートさせ、右足に体重を乗せながらテークバックを行っています。バックスイングの前半で足の動きを大きくする点は、手だけでクラブを上げてしまうアマチュアゴルファーに大変参考となるポイントです。

下半身リードで生まれた「トップ」での捻転差

トップではおへそが飛球線後方を向いてしまうほど、腰を多めに回転しています。下半身からバックスイングをスタートさせ、その次に上半身が動いていくため、このような動きになります。その分、肩の回転量も多いところは、下半身と上半身の理想的な捻転差につながります。

フェースを返さず、体全身の力で押し出す「インパクト」

インパクト付近では、フェースローテーションをあまり使っていません。フェース面を変えず、下半身から生まれる全身のエネルギーで、力をボールへ加えています。例えるなら「斧」で木を切り倒すように、下半身の踏ん張りを生かして衝撃を与える力強いインパクトになっています。

撮影/2017年「ヤマハレディースオープン葛城」練習日

スイング解説/吉田洋一郎 (※音声は合成です)
1978年生まれ、北海道出身。海外のスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。D.レッドベターを2度にわたり日本へ招聘し、レッスンメソッドを直接学ぶ。世界各地で最新理論の収集と研究活動を積極的に行っている。