女子プロレスキュー!

そもそも“払い打ち”ってどう打つの? 井上りこ

2019/10/23 05:00

「フェアウェイウッドの基本」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーSさんの悩み】
「フェアウェイウッド(以下FW)でミスばかり出てしまいます。何が悪いか分からないのですが…」

井上りこのレスキュー回答】
基本的にウッドもアイアンも、振り方はどのクラブでも同じです。ただ、FWは長さがあるため、自然と払い打つスイングになります。では“払い打ち”はどのように打てば良いのか? ミスの原因、効果的な練習法まで具体的に紹介します。

1. ミスの原因はアウトサイドイン軌道

ポイントは上体の突っ込み

払い打ちの基本は、ヘッドの最下点がボールの手前にくる打ち方になります。FWがうまく打てない人は、極端にアウトサイドインのヘッド軌道になることが多く、ヘッドの最下点がボールの先に落ちてしまうことが原因です。

2. タオルを置いて練習する

フォローはやや緩やかなインサイドインの軌道に置く

注意するポイントは、体が前(飛球方向)に突っ込むことです。切り返しで上体の動きが強くなるほど、前に倒れやすくなります。効果的な練習法は、インサイドインの軌道を地面に置いたタオルでつくり、ヘッド軌道を意識しながら振るドリルです。

3. 左腕のみで振り下ろす

左腕のイメージだと手元が体の近くを通る

クラブを振り下ろす際は、左腕のみで下ろしていく意識をもちましょう。右腕や両腕の意識より体の開きが抑えられ、ボールがつかまりやすくなります。また体の軸がブレないことで、正しいヘッド軌道で振り下ろすことができますよ♪

【今回のまとめ】タオル練習 & 左腕のイメージ

「ヘッドの最下点がボールの“手前”にくるように…」

・主なミスの原因はアウトサイドイン軌道。
タオルを置いて練習する。
左腕のみで振り下ろすイメージをもつ。

取材協力/鬼ノ城ゴルフ倶楽部

■ 井上りこ(いのうえ・りこ) プロフィール

1993年4月10日生まれ、福岡県出身。実家がゴルフ練習場を営んでいたこともあり、9歳でゴルフをはじめ、坂田塾で腕を磨く。沖学園高校、大手前大学と進み、2017年にプロテスト合格。今年7月のステップアップツアーで初優勝。来季はレギュラーツアーでの活躍を目指す。

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