女子プロレスキュー!

速く振る? ゆっくり振る? 飛ぶのはどっち!? 荒川侑奈

2019/12/04 05:00

ゴルフ番組で人気急上昇!荒川侑奈が登場

女子プロ10人が100万円の争奪戦を繰り広げる人気番組『ゴルフサバイバル』(BS日テレ)の出演がきっかけで現在、人気急上昇中の荒川侑奈プロ。基本に忠実な美しさとパワフルさを兼ね備えたスイングが武器だ。そんな彼女の感覚的な部分やマネジメントをちょっぴりのぞいてみよう。

「飛距離アップ」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーAさんの悩み】
「飛ばしたい時ほど速く振るほうが良いと思うのですが、『ゆっくり振ったほうが良い』という意見も聞きます。本当はどちらが正しいのでしょうか?」

【荒川侑奈のレスキュー回答】
速く振るor振らないは、その人のリズムによりますので一概には言えませんが、飛距離を伸ばすためには、ヘッドスピードを上げることは必須です。今回は効率良くヘッドスピードを上げるための考え方をご紹介します。

1. 全体的に速く振る必要なし

始動が速いとオーバースイングになりやすい

いつも以上にボールを遠くへ飛ばす時、多くの人が勘違いしてしまうのが、スイング全体の動きを速くしてしまうことです。始動からフィニッシュまで、全体的に動きを速めてしまうと、体の軸がブレてスイングが崩れやすくなります。

2. スピードを出す範囲を決める

スイング中の仕事をする「ビジネスゾーン」とも呼ばれる

全体のスピードを上げるのではなく、ヘッドが速く動く範囲を決めます。私の場合はダウンスイングで左腕が地面と平行になる地点から、フォローで平行に戻るまで。範囲を決めることで、余計な力みが取れて効率良く振ることができます。

3. バックスイングはゆっくり

ヘッドが体の動きについてくるようなイメージで

始動からスピードを上げてしまうと、上体が回りにくく、切り返しが早すぎて手打ちになりやすいです。バックスイングはゆっくりクラブを上げ、その後のスピードを出す範囲に備えます。スイングにメリハリをつけて、飛距離アップを目指しましょう♪

【今回のまとめ】メリハリ大事♪

「ここから、ここ」って そのポーズは…

全体的に速く振る必要なし。
・スピードを出す範囲を決める。
バックスイングはゆっくり。

取材協力/サザンヤードカントリークラブ

■ 荒川侑奈(あらかわ・ゆな) プロフィール

1995年10月28日生まれ、千葉県出身。9歳でゴルフをはじめ、2015年には「日本女子オープン」に出場。笑顔が絶えない明るいキャラクターでゴルフ番組やレッスン誌にて人気を博す。20年は中国・台湾など海外ツアーに参戦予定。サザンヤードカントリークラブ所属。

荒川侑奈'sレスキュー 記事一覧