女子プロレスキュー!

つま先上がりと下がりはどこが一番違う? 荒川侑奈

2019/12/25 05:00

「つま先上がり・下がり」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーCさんの悩み】
「つま先上がりとつま先下がりの状況で、把握するべき最低限のポイントは何ですか?」

【荒川侑奈のレスキュー回答】
押さえるべきポイントがいくつもあると、ラウンド中に整理しきれず、複雑なライに対応できなくなります。傾斜ではポイントを最低限に絞って、注意点をシンプルに把握して、どのような状況でも対応できるようにしておきましょう。

1. 一番の違いはミスする傾向

実際はどちらも肩より少し上がった状態のトップに

つま先上がりと下がりで共通している点は、傾斜に左右されないように、ボールを少し右足寄りに置くことです。肩から肩くらいの幅を意識して、コンパクトに振ります。逆に一番の違いは、起こりやすいミスの傾向にあります。

2. つま先上がりは“ダフリ”に注意

飛ばそうとするほど頭が起き上がりやすい

つま先上がりの状況では、ボールがつかまりやすく、左方向へボールが出やすくなります。アドレスでは少し右方向にスタンスをとります。注意したいのは、上体が上下することによるダフリ。ボールと顔の距離を一定に保つように心がけましょう。

3. つま先下がりは“引っかけ”に注意

左には向くが、開きすぎには注意

つま先下がりでは、逆にボールが右に行きやすいので、少し左を向いて重心を低く構えます。ただし、注意したいのが、左を向きすぎると左足上がりの傾斜も入ってくる点。ボールがつかまり、引っかけが出やすい状況となるので注意しましょう。

【今回のまとめ】ミスの傾向が違う

肩から肩の振り幅イメージは一緒♪

・つま先上がりはダフリに注意。
・つま先下がりは引っかけに注意。

取材協力/サザンヤードカントリークラブ

■ 荒川侑奈(あらかわ・ゆな) プロフィール

1995年10月28日生まれ、千葉県出身。9歳でゴルフをはじめ、2015年には「日本女子オープン」に出場。笑顔が絶えない明るいキャラクターでゴルフ番組やレッスン誌にて人気を博す。20年は中国・台湾など海外ツアーに参戦予定。サザンヤードカントリークラブ所属。

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