女子プロレスキュー!

右を消すor左を消す、ティショットの打ち分け方 宮田成華

2020/02/19 05:00

「狭いホールでのティショット」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーEさんの悩み】
「フェアウェイが狭く、左右にOBがあるホールでのティショットは、どのようなことを考えるべきですか?」

宮田成華のレスキュー回答】
狭いホールでのティショットでは、行きたくない方向(右or左)を定め、どちらかを消すことが有効です。より鮮明に狙い所をイメージできますし、ミスをしても最悪のケースだけは避けられるという気持ちから、打つ前の安心感につながるメンタル的メリットがあります。

1. ドローorフェードは構え方で変える

左右どちらかを消すことでフェアウェイを広く使える

左右を消す方法は、ドローとフェードで弾道を打ち分けることです。右を消したい場合はドロー、左を消したい場合はフェード。どちらもスイングを変えるというよりは、構え方で打ち分けるように準備します。

2. ドローのポイントは“右腕”

本当に少しだけ右腕が下に。やりすぎ注意!

ドローを打つには、ボールは通常より少し中央(右足)寄りに置き、クローズスタンスで構えます。ポイントは後方から見た時に、右腕が左腕より下になるように、右肩が少し下がる感覚で構えることで軌道が理想的なインサイドアウトになります。

3. フェードのポイントは“体の軸”

決して右腕をカブらせる訳ではない。ここもやりすぎ注意!

フェードを打つには、ボールを通常より少し左足寄りに置き、オープンスタンスで構えます。先ほどの腕の位置は特に気にせず、ティショットでは通常右に傾く体の軸を、真っすぐに保つことで、自然と理想的なアウトサイドイン軌道になります。

【今回のまとめ】構え方で右or左を消そう

両腕の位置の違いは意外と微妙… これぞリアル

・ドローとフェードは構え方で変える。
・ドローのポイントは右腕
・フェードのポイントは体の軸

取材協力/八王子カントリークラブ

■ 宮田成華(みやた・なるは) プロフィール

1997年生まれ、東京都出身。ドライバーの平均飛距離は約240ydで、攻めのゴルフを貫くショットメーカー。2017年より国内女子ツアーに参戦し、昨季は4度目の挑戦となったプロテストに合格。2020年シーズンの目標はステップアップツアー優勝。

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