女子プロレスキュー!

ヘッドアップは頭の意識だけでは直らない! 吉川桃

2020/09/16 05:00

「なかなか入らないショートパット」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーCさんの悩み】
「1m前後のショートパットが苦手です。狙いはカップを外していないつもりなのに、ボールが左右に外れてしまうのはなぜですか?」

吉川桃のレスキュー回答】
ショートパットに苦労する主な原因は、ヘッドアップだと考えています。ただ、単に「頭を動かさない」という意識だけでは、上体が固まりやすく、スムーズにストロークができません。そこで今回は、より実戦的なヘッドアップ対策をお教えします。

1. 頭ではなく目線を意識する

目線だけの意識だとヘッドアップに対する注意力が少なく感じる

ヘッドアップを防ぐには、「頭」ではなく「目線」を意識します。インパクト直後は目線を保つこと。打つ前のボールが置かれていた位置に目線を合わせ、打った後もずっとそこを見続けるように意識してください。

2. 頭を押さえてもらいながら練習する

ラウンドの日の朝、練習グリーンで誰かにお願いしてみよう

効果的な練習法は、頭や帽子のつばを他の人に押さえてもらいながら打つドリルです。自分では動いていないと思っていても、実際には動いていることが多いので、他の人の手を借りて無意識レベルの微小なヘッドアップに気付くことができます。

3. スティックをトウ側に置いて練習する

練習中も目線はボールの位置のまま…

もうひとつ効果的な練習法は、トウ側にスティックを置いて打つドリルです。トウ側にラインを置くことで、ヘッド軌道がストレートに動き、真っすぐフォローをとる動きが身につきます。2つの練習法でカップインの確率は上がりますよ♪

【今回のまとめ】頭を動かさない=目線を外さない

頭ではなく目線の意識だから、スムーズに上体が回転する

・頭ではなく目線を意識する。
・頭を押さえてもらいながら練習する。
スティックをトウ側に置いて練習する。

取材協力/G7カントリー倶楽部

■ 吉川桃(よしかわ・もも) プロフィール

1998年生まれ、栃木県出身。11歳からゴルフを始め、2017年19歳でプロテスト合格。19年にステップアップツアー「rashink×RE SYU RYU/RKBレディース」で初優勝、今季はQTランク34位の資格でツアーを戦う。自粛期間中に「ワンピース」を全巻読破するほどの漫画好き。

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