女子プロレスキュー!

アプローチの基本 3つの“引き出し”をつくる 松原果音

2022/10/26 07:00

美スイングでファンを魅了する人気者が登場!

レスキュー初回は本人が得意とするグリーン周りから

今回からレッスンを展開するのは、テレビ番組でも人気急上昇中の松原果音(まつばら・かのん)。長身を生かした美スイングの持ち主のアドバイスは、即効性のあるものばかり。あしたのラウンド前にチェックしておこう!

「アプローチの精度を上げたい人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーSさんの悩み】
「グリーン周りのアプローチで、上げたり転がしたりとボールを打ち分けたいのですが、思い通りになりません…。注意や準備すべきことはなんですか?」

松原果音のレスキュー回答】
アプローチで第一に考えていることは、ボールの落としどころです。どこに落とし、どのように寄せるか。ボールの高さやスピードを常にイメージして打つことが重要です。ランニング、ピッチ&ラン、ロブショットと3つのバリエーションに分け、同じクラブで弾道を打ち分ける練習法とポイントをご紹介します。

1. ショットとは別ものと考える

グリップエンドが上体の外側を指しているのが正解(画像左)

アプローチは、フルショットとは完全にイメージを分けて考えています。方向性を高めるために、手首の角度と体重配分をアドレス時のままキープする点で大きな違いがあり、フェースを返さない動きがポイントになるからです。

2. ボール位置を3種類で変える

微小に変化しているスタンス幅にも注目(※15~30yd想定)

弾道を打ち分けるためにボール位置を変えます。ランニングでは右足小指の前、ピッチ&ランは真ん中、ロブショットは左足前に置きます。インパクトでは、ボールより先(フォロー側)をソールが滑るイメージで振ります。

3. ヘッド軌道を3種類で調整する

ボールの配色で軌道方向のイメージを表示

弾道の高さをイメージ通り出すには、フォローでのヘッド軌道で調整します。ランニングではストレート、ピッチ&ランとロブショットはそれぞれのスタンスの向きに合わせ、アウトサイドインの度合いを明確にしていきます。

【今回のまとめ】3種類の基本が対応力を生む

シンプルで機械的に考えるところが松原流

・ショットとは別ものと考える。
ボール位置を3種類で変える。
ヘッド軌道を3種類で調整する。

取材協力/有馬ロイヤルゴルフクラブ

■ 松原果音(まつばら・かのん) プロフィール

1999年7月3日生まれ、大阪府出身。10歳からゴルフを始め、「四国ジュニア」「西日本アマ」優勝を経て、ゴルフの強豪・香川西高ではゴルフ部主将を務める。高校卒業後、18年度のプロテスト不合格で一度はゴルフを諦めたが、「目標がないと人生はつまらない」と挑戦を再開。現在は飛距離アップを課題とし、精力的にトレーニングに励む。EXILE ATSUSHIの大ファン。

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