女子プロレスキュー!

飛距離ダウン、年齢のせいにしていませんか? 松原果音

2022/11/09 07:00

「飛距離を取り戻したい悩み」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーEさんの悩み】
「数年前に比べて飛距離が落ちてきたと感じます。もう一度、あの頃の飛距離を取り戻すにはどうすればいいですか?」

松原果音のレスキュー回答】
飛距離ダウンを加齢のせいにしている人は多いですが、わずか300g前後の軽いドライバーを動かすために、そこまでの強い筋力は必要ないと思います。逆に、腕の力だけで振れてしまうクラブだからこそ、腕のみを使った“手打ち”になってしまうもの。腕に頼らず、体全身を使った動かし方をマスターすることが近道です。

1. ステップ打ちドリルが有効

(2)で一度左足に体重を乗せてから始動する

体重移動は飛距離アップに欠かせませんが、右から左へ乗せる意識を持ちすぎると、ひざが左右にスウェーしたり、乗り切らないままインパクトを迎えるミスが起こります。体重移動は意識せず、ステップ打ちドリルで体に覚え込ませることが有効です。

2. “逆三角形”を崩さない

振る感覚というよりも回す動作を行うイメージ

腕にばかり意識が強い人は、胸を回す意識を持ちましょう。アプローチ同様に、アドレスでつくった両腕と手を結ぶ“逆三角形”を保ち、胸を左右に回転させます。特にテークバックでは、体幹を意識しながら上半身を捻るイメージが重要です

3. ロフト通りにヒットできる

下半身が先行することでボールに対する時間が確保できる

腕主体のスイングはリリースが早く、ロフト角が寝て当たってしまうのですが、ステップ打ち練習を続けると、ロフト通りにヒットできるようになります。意識してロフトを立てる必要もなく、動きの中で理想の角度をイメージできるようになります。

【今回のまとめ】意識しているうちはまだまだ途中段階♪

ステップを繰り返すことで飛ばしに必要な動き方が身につく

ステップ打ちドリルが有効。
逆三角形を崩さない。
ロフト通りにヒットできる。

取材協力/有馬ロイヤルゴルフクラブ

■ 松原果音(まつばら・かのん) プロフィール

1999年7月3日生まれ、大阪府出身。10歳からゴルフを始め、「四国ジュニア」「西日本アマ」優勝を経て、ゴルフの強豪・香川西高ではゴルフ部主将を務める。高校卒業後、18年度のプロテスト不合格で一度はゴルフを諦めたが、「目標がないと人生はつまらない」と挑戦を再開。現在は飛距離アップを課題とし、精力的にトレーニングに励む。EXILE ATSUSHIの大ファン。

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