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ドライバーのダフリ&トップは左手で直す ドラコン女王の秘策とは? 大和田紗羅

2024/07/17 11:00

「意外と多い1Wでのダフリとトップの悩み」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーさんの悩み】
「ドライバーでのダフリとトップのミスに悩んでいます。ダフリを用心すればトップ、トップを警戒すればダフリと負のループに…。どうすれば解決しますか?」

【大和田紗羅のレスキュー回答】
ドライバーショットでのダフリとトップは意外と多いですよね。原因はボールとの距離や立ち方など、あらゆる要素が考えられますが、どちらも結果的にダウンスイングでフェースが開くことで起こりやすいミスだと考えています。結果は大きく異なりますが、ミスの要素は共通。ほぼ同じ傾向と対策だと思っていいでしょう。

1. クラブが寝ることで負のループへ

どちらもフェースが開いたことが原因のもとに

ダウンスイングでクラブが寝て、ボールに当たる前に地面にタッチすればダフリ。腕が縮んだり、上体がのけぞってクラブがボールに届かないとトップになります。結果に違いはあるものの、根本的な原因はダウンスイングでフェースが開くこと。シャットに動かすことで、どちらも解消できると考えています。

2. フェースを前傾と同じ角度で下ろす

あくまでも意識の問題。できる範囲でフェース管理を行う

フェースを開かずに適度な状態でクラブを下ろすには、ハーフウェイダウン(シャフトが腰の位置に下りてきたとき)でフェースをスクエアに保つ意識を持つことだと考えます。実際、スイングスピードは速いためあくまでもイメージにはなりますが、フェース面が前傾と同じ角度になるように下ろします。

3. 左手の甲を地面に向ける

甲を下に向ける意識でも 実際は斜め上に(左〇)

適度なフェースの向きでクラブを下ろすには、ダウンスイング時の左手の向きがポイント。左手の甲を地面に向けるようなイメージで振るべきです。左手の甲が上を向いてしまうと、手元が浮いてフェースが開いている証拠。左手の向きを意識しながらハーフショットで練習することで、適切なフェース管理を磨くことができます。

【今回のまとめ】ドラコン女王流フェース管理

肩から肩のハーフスイングドリルでフェースの意識が高まる

・クラブが寝ることで負のループへ。
・フェースを前傾と同じ角度で下ろす。
左手の甲を地面に向ける。

取材協力/長太郎カントリークラブ【PGM】

■ 大和田紗羅(おおわだ・さら) プロフィール

1994年生まれ、福島県出身。15歳からゴルフを始め、18歳からは横田英治に師事してツアープロを目指した。22歳からティーチング活動に転身し、2021年LPGAティーチングプロA級を取得。同年ドラコン競技にチャレンジし、22年「PLDA女子ドラコン世界選手権」で日本人初となる優勝を果たした。公式最長記録は342yd。現在はYouTubeチャンネル「SARAGOLFTV」でも活躍中。

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