女子プロレスキュー!

「転がし」だってミスは出る! ランニングアプローチをより確実に打つには 藤井美羽

2024/09/04 11:00

「アプローチのミスで悩む人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーXさんの悩み】
「アプローチのミスを減らしたいです。どんな攻め方、考え方が必要ですか?」

藤井美羽のレスキュー回答】
ボールを転がしたり、上げたり、アプローチでは状況に応じた打ち方が求められます。確実に寄せたいのであれば、得意な打ち方を確立することが近道です。ボールと目標との間にバンカーや池、深いラフがない状況であれば、まずは転がしを優先的に考えるのがシンプル。ミスも少なくなります。

1. 転がしを一番に考える

浮かせる球ほどリスクは大きい

ランニングアプローチは安全策でもありますが、だからといって油断すると足元をすくわれることもあります。特にボールを当てる意識が強すぎると、ストロークが速くなり強く入ってしまったり、ボール手前にヘッドが落ちてトップやダフリに…。極度に芝にかかると、ザックリやポッコンもあり得るので注意しましょう。

2. 左手の甲を張る

ボールとの距離はパッティング並みに近めに

転がしでもミスを抑えるポイントは、両足のスタンス幅を極力狭め、ボールを右足つま先の前に置いて構えます。その際に、クラブを吊るように構えて左手の甲を張ることを意識してください。手首の自由度を減らすことでアドレス時の状態をキープしやすくなります。甲とフェース面をリンクして考えると、イメージを出しやすくなります。

3. 支点を左肩に置く

支点をどこに置くか 考え方ひとつでストロークも変わってくる

もうひとつのポイントは、左肩を支点に置いて振っていくこと。支点を頭や胸など体の中心に置くと、最下点がボールの手前になってダフリやすくなります。左肩に支点を少しズラすことで、最下点をボールの先に置くことができるため、体の軸が多少ブレてしまってもボールをとらえることができます。

【今回のまとめ】安全策でも落とし穴はあるっ!

クラブはロフトができるだけ立ったもので

・転がしを一番に考える。
・左手のを張る。
・支点を左肩に置く。

取材協力/知多カントリー倶楽部

■ 藤井美羽(ふじい・みう) プロフィール

2004年生まれ、愛知県出身。6歳からゴルフを始め、ジュニア時代に「中京テレビ杯中部学生」「愛知県アマ」「愛知県ジュニア」優勝。高校3年生だった22年プロテストに一発合格。昨年「山口周南レディース」では7位タイの成績を残す。ゴルフ以外のスポーツ歴はダンスとキックボクシング。趣味はピアノ、イラスト描き、アニメ鑑賞。

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