女子プロレスキュー!

1~2mパットが入らない… 「吊る」ように構えるの正解は!? 藤井美羽

2024/09/18 11:00

「ショートパットが決まらない悩み」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーKさんの悩み】
1~2mのショートパットが決めきれません…。常にカップに向かって真っすぐ打っているつもりなのですが、原因はどこにあるのでしょうか?」

藤井美羽のレスキュー回答】
ラインが正しく読めて、正しく打ち出せたとしても、フェース面が狙った所に正しく向いていなければ全てが台無しになってしまうものです。特にショートパットではフェースの向きが、大きなカギとなります。今回は、しっかり狙った方向に構えるための練習時からやっておくべき習慣をお教えします。

1. 練習グリーンでは平らな場所を探す

精密なデジタル水平器を常に持参しているという藤井

パッティンググリーンで練習を行う際は、できるだけフラットな位置を探します。平らと思っていても微小な傾斜があるため、水平器でのチェックがお勧め。少しでも傾きがあると、微小な傾斜を基準にスクエアの感覚を作ってしまい、微妙なフェース向きの狂いに気づかずに練習してしまうので注意しましょう。

2. 目線をライン上に置く

疲れが出てきたときほど前傾が浅くなりがち(画像右×)

アドレスでは、真っすぐいつも通り構えているようで、毎回微妙に前傾角度は変わります。パットを打つ前は必ず頭のポジションを確認しましょう。前すぎず、後ろすぎない、ちょうどいい位置を見つけるには、ボールとカップが一直線に見えること。目線の位置をカップとボールを結ぶライン上にしっかり乗せることで、理想的な前傾角が得られます。

3. ひじ先からシャフトまで一直線に考える

「吊る」をより解像度を高くした表現

1~2mでのショートパットではパターを短く握り、できるだけボールに近づいて構えます。クラブを吊るようにして握り、ひじから手先までとシャフトが一直線になるように構えます。ボールとの距離を手先で微調整せず、機械的にセットできるため、いつも同じ感覚でアドレスできるようになります。

【今回のまとめ】構えを疑え! 美羽流アドレス

不調の原因はストロークだけじゃない! かも…

・練習グリーンでは平らな場所を探す。
目線をライン上に置く。
・ひじ先からシャフトまで一直線に考える。

取材協力/知多カントリー倶楽部

■ 藤井美羽(ふじい・みう) プロフィール

2004年生まれ、愛知県出身。6歳からゴルフを始め、ジュニア時代に「中京テレビ杯中部学生」「愛知県アマ」「愛知県ジュニア」優勝。高校3年生だった22年プロテストに一発合格。昨年「山口周南レディース」では7位タイの成績を残す。ゴルフ以外のスポーツ歴はダンスとキックボクシング。趣味はピアノ、イラスト描き、アニメ鑑賞。

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