アイアンでもぶっ飛び! 分厚いインパクト 竹内美雪
「ロフト角通り」に打てている!?
【アマチュアゴルファーの悩み】
「アイアンの飛距離に悩んでいます。6番と7番の距離の差がほとんどなく、どちらも150ヤードくらいしか飛びません。どうしたらよいですか?」
【竹内美雪のレスキュー回答】
ショートアイアンの距離は計算できますが、7番以上になると距離が変わらないという悩みは多くのアマチュアゴルファーが抱えていると思います。原因はクラブのロフト角通りにインパクトできていない点です。
「ダウンブロー」が必須!
理想のアイアンショットは、クラブのロフトをやや立てるハンドファーストの形でインパクトすることです。このインパクトができれば、スピンでボールが上がり、グリーンにも止まりやすい弾道になります。そのためには、ボールを打ってからクラブが最下点を迎えるダウンブローのスイングが不可欠です。
「インサイドアウト」軌道が◎
ダウンブローで打つと言っても、アウトサイド・インの軌道ではフェースコントロールが難しく、ボールをコントロールできません。やはりクラブはインサイドから下りてくる形が理想的。インサイドからアウトサイドへ抜ける形が長いインパクトゾーンを保つ秘訣です。
トップ→ハーフダウン→トップ→インパクト
インサイドからダウンブローに打つには、体の開きを抑え、クラブをインサイドから立てて下ろします。ドリルではその動きを体に覚えさせることが目的となります。一度トップまで上げたら、理想の軌道を意識して腰あたりまで手を下ろします。そしてもう一度トップへ戻します。それから実際にボールを打ってください。リズムよく“上げて、下ろす”を一度繰り返すことで効果が上がります。
普段から「100」の力で素振り!
ヘッドスピードを上げることも飛距離を伸ばすためには必要です。ボールばかり打っていると、自然とボールに合わせるスイングになってしまい、無意識に本来のヘッドスピードを忘れていることが多いです。日頃から100%の素振りをすることをオススメします。
「軽→重」を体感しとく!
私も「今日は振れていないな」と感じた際に行っていることは、クラブを逆さに持ちヘッド側を握っての素振りです。そのあとクラブを2本持ち、体全体で素振りをします。そして最後は、いつも通りクラブ1本でスイングするわけです。軽さと重さを体感することで、しっかり振ることを意識づけられます。本来のヘッドスピードを取り戻し、飛距離アップを目指してみてください。
撮影ホール/
14H Par5(551y)
フェアウェイ中央のバンカー群が特徴的なロングホール。セカンド以降も右サイドに大きなバンカーがあり注意が必要だ。さらにグリーンは奥半分が横に広くショット力が試される
■ 竹内美雪(たけうち・みゆき) プロフィール
1995年12月7日生まれ。兵庫県神戸市出身。小学生のときに韓国釜山へ移住、その後韓国で本格的にゴルフを始め、昨年日本のプロテストに一発合格。“逆輸入プロ”として話題に。
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