フックを速攻で直す2つの対処法 村田理沙
2017/10/01 18:00
「ラウンド中のフック」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーGさんの悩み】
「フックやチーピンなど、ラウンド中に左へのミスが止まりません。どのように対応すれば良いのでしょうか?」
【村田理沙のレスキュー回答】
フックやチーピンの主な原因は、インサイド・アウトの軌道が強くなりすぎてしまうことにあります。私が考える対処法は2つ。ひとつは「下半身」の使い方、もうひとつはグリップの「握り方」です。
1. 「左足カカト」を上げる
ダウンスイング以降で下半身の動きが止まって、手だけでクラブを振り下ろしてしまうと、インサイド・アウトの軌道が強くなってしまいます。
下半身の動きが止まらなようにするには、テークバックの段階から左足カカトを上げ、切り返しで強く踏み込むように打ちましょう。下半身が止まらず、体の回転がスムーズに行われることで、通常の軌道で振り抜きやすくなるのです。
2. 両手の間隔を狭め、ややキツめに握る
インサイド・アウトの軌道のままボールを打てば、そのままプッシュアウトになってしまいます。それを嫌がって、強引に手首を返すことでフックが生まれるのです。ポイントは利き手(右手)の力が、もう一方の手(左手)より上回ってしまう点です。
対処法としては、両手の指の間隔をいつもよりギュッと近づけて握ることです。こうすることで両手の一体感が増し、右手だけに力が入るということを防ぐことができますよ♪
【今回のまとめ】「ラウンド中のフック」をレスキュー♪
・テークバックで左足カカトを上げる。
・両手の間隔を狭め、ややキツめに握る。
取材協力/ゴルフ倶楽部成田ハイツリー
村田理沙(むらた・りさ)
1995年生まれ、東京都出身。祖父母と練習場に行ったことがきっかけでゴルフを始め、山梨学院大学在学中の2015年「グアム知事杯」で優勝。16年にプロテスト合格。父親がアメリカ人、母親が日本人のハーフ美女ゴルファーとしても注目される。
村田理沙'sレスキュー 記事一覧
- 2017-12-10ショートパットは“おへそ”でカバー♪ 村田理沙
- 2017-12-03ロングパットはイメージ次第 村田理沙
- 2017-11-19ディボット跡は“3段階コンパクト”で対応! 村田理沙
- 2017-11-05これでザックリは出ない! 緩まないアプローチ 村田理沙
- 2017-10-16フェアウェイウッドで高さが出ないときは? 村田理沙
- 2017-10-09チョロを防ぐ“ひざ対策” 村田理沙
- 2017-10-01フックを速攻で直す2つの対処法 村田理沙
- 2017-09-24スライスを狙って打つコツ 村田理沙