女子プロレスキュー!

ウッドとアイアンで打ち方は一緒? セキ・ユウティン

2018/10/14 11:00

「フェアウェイウッドでのショット」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーKさんの悩み】
「フェアウェイウッド(以下FW)が苦手です。そもそもFWなどの長いクラブと、アイアンやウェッジなどの短いクラブで、打ち方は同じなのでしょうか?」

セキ・ユウティンのレスキュー回答】
特別なスイングの違いはありません。FWもアイアンも同じように考えたほうが、ミスを抑えられるからです。唯一違いをあげるとするなら、ボールをとらえる軌道だけです。

1. ボール位置を変えるだけ

クラブを変えてもスイングはまったく一緒

アッパー軌道のドライバー(以下1W)ショットに対し、アイアンはダウンブローの軌道になります。その中間であるFWは、レベルブローからややダウンブローのイメージで打っています。ただし、スイングはすべて一緒。変えているのは、ボール位置だけです。

2. ウッドは左ひざ内側ラインに置く

ティアップすれば、自然と体の軸も傾いてアッパー軌道に

1WもFWもボール位置は、左ひざのやや内側のライン上に置きます。スイングの支点となるのが、体の中心よりやや左側、左肩の下あたりになるので、その目安となるのが左ひざの内側になるからです。

3. アイアンは1Wヘッド分だけ内側

左足は動かさず、右足だけを狭める

一方アイアンは、左足かかと線上から1Wのヘッド一個分、内側に置きます。ウッドもアイアンも、左足を目安に考えます。あとは細かい番手の調整として、右足だけを動かしてスタンス幅を変えていきます。

左足から把握するティンティン流の考え方

打ち方もアドレスも、ウッドとアイアンはなるべく同じように、シンプルに考えられるようにしています。

【今回のまとめ】違いはボール位置だけ!

・ウッドもアイアンも、スイングは一緒。
・ウッドの時のボール位置は、左ひざ内側ライン上に置く。
・アイアンの時は、左足かかとから1Wヘッド分内側に置く。

取材協力/ザ・カントリークラブ

解説/セキ・ユウティン
1998年生まれ、福井県出身で5歳まで日本で過ごす。中国に渡り7歳からゴルフを始め、16歳でプロ転向。2016年に中国ツアーの賞金女王に輝く。昨季より日本ツアーにも参戦。国内外問わず活躍の幅を広げている。

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