ツアープロのルーティン

松村道央のルーティン

2013/09/27 12:30

ドローを打つためのルーティン

ティグラウンドの左サイドにティアップしている松村選手。この位置にティアップしているのは右サイドからドローボールを打ちたいから。ドローボールを打ちたいという意識は、ルーティンの動作からも見て取れます。素振りではフェース面をしっかり返してボールをつかまえるイメージを持っていますね。

松村選手のルーティンを見ていきましょう。

弾道をイメージして、2回素振りをしていますね。
そして、フェイスを合わせる、グリップを決める、スタンスを決める。
そして目標確認をして、バックスイング、インパクトと。

松村選手のルーティンの特徴としてはですね、まずこの2回素振りをしていますが、この時にドローボールを打ちたいと思っていると思うのです。

フェイスをしっかり返すというような素振りをしていました。

そしてこのティアップの位置を見てみると、左にティアップしています。
これは、対角線でフェアウェイを狙って、ドローボールを打ちたいという意識の表れなのです。

ですから、その2回の素振りの中に自分の弾道をイメージして、素振りをしているということが一つ。

そしてもう一つはですね、アドレスに入った後、ワッグルがないですね。
フェイスを合わせて、足を合わせて、目標を見て打っていると。

できるだけルーティンを短くすることで、ネガティブなイメージを抱かない中でスイングをしたいという気持ちの表れだと思います。

ですから、アドレスに入って迷ってしまう、こんな人はですね、松村選手のようにできるだけシンプルなルーティンでスイングをすることを心がけるといいと思います。

【解説】堀尾研仁