ツアープロのルーティン

キム・ヒョンソンのルーティン

2013/09/27 12:40

通過点での動作を確認

ハーフウェイバックとハーフウェイダウンで一瞬、動きが止まるのが分かると思います。キム選手はスイングの中でこの2つのポイントでの体の使い方、フェースの向きなどを重視しているのでしょう。全てのスイング軌道を考えるのではなく、「このポイントを正しく通せばよい」と考えることでシンプルにスイングできる効果があります。

キム選手のルーティンを見ていきましょう。

まず、ボールをティアップして、楽にクラブの重さを感じる程度のゆるい素振り。

そしてここですよね。
アドレスに入る前に目標をじっと見て、目線が上下上下という感じで、弾道をイメージしていましたよね。そして、素振りをして、ショットと。

特徴的なポイントとしては、このボールの後ろからイメージをこう強く持つと、弾道のイメージを強く持つというところですね。

通過していくポイントを見ながら、目標へ飛んでいく球をイメージする。

そして、2つ目のポイントとしては、ワッグル、素振りですよね。

一度途中で止まっている動作があるのですが、この止まるということは、よりそのクラブの位置、腕、体の関係を感じたい、ということだと思います。

スイングしてしまうよりも、止まった方がそのポジションでの感覚が強くなるわけで。この感覚を強くする、これによって一体感を増して打つと。

ですから、身体と腕がバラバラになりやすい人、そして、弾道のイメージがあまり出来ない人というのは、彼のルーティンはお手本になると思います。

【解説】堀尾研仁