上達ヒントの宝箱

フックを直す応急処置法

2009/04/22 00:00

フックを直す応急処置法

ドライバーでフックが出る場合の対処法です。逆説的ですが、ストロンググリップで握ってください。右手の親指と人差し指の間にできる皺が右肩を指すくらいが目安ですが、もっと極端にストロンググリップにしても構いません。実はストロンググリップには手首の動きを抑える働きがあるので、フックを防ぎたい多くのプロが採用しています。

撮影協力 セベバレステロスゴルフクラブ

通常のグリップはフック防止には不向き

これは通常のグリップです。右手親指と人差し指でできる皺(V字)がほぼ真上を向いている状態です。手首がローリングしやすく、球のつかまりが良くなりますがフック防止には不向きです。

第二のポイント

フックを防ぐための第二のポイントは、フォロースルーを低く、体が回る方向(左側)に振りぬくことです。

体が止まって手が先行すると・・・

体が止まって手が先行すると。ヘッドが返ってフックが出ます。

正しい振り方

後ろから見た場合の正しい振り方です。体の左側に巻きつくように振りぬきます。

体が止まって手が先行した悪い例

体が止まって手が先行した悪い例です。フィニッシュにかけて手が高い位置に収まりやすくなるのですが、こうするとさらにフックを助長してしまいます。気をつけてください。

■ 足立智明プロ プロフィール

昭和46年生まれ。日本大学ゴルフ部を経て平成6年にプロ転向。大学3年時に全日本パブリック選手権3位、全日本学生選手権5位、プロ転向後は96年フジサンケイCLで39位などがある。学生時より中嶋常幸プロに師事。同期には久保谷健一など。現在は千葉県のおゆみ野ゴルフガーデンで独自の身体理論を使ったレッスンを展開中。