ショートパットが入らない場合の応急処置
2009/06/17 00:00
ショートパットが入らない場合の応急処置
1メートルくらいのショートパットは入れごろ外しごろ。「入れなくては!」というプレッシャーが難しさを増す原因のひとつですが、技術的な勘違いも大きな理由のひとつ。そこで今回は技術的な面にフォーカスしてショートパットを克服していきます。
両目線をパットのラインと平行に動かす
ポイントは、「ボールの行き先を目で追う!」。ヘッドアップは大敵、と言われますが、それがスムースな動きを妨げる原因にもなります。大切なのは、頭の位置は動かさずに左右の目線をボールが進む方向と平行に動かすということです。
両目線をパットのラインと平行に
正しい方法をお教えします。まずはアドレス。
左頬を上げて右目でボールを追う
頭の位置はそのままで、左右の目線をボールが進む方向と平行に動かす。つまり左頬を上げるのです。
頭の位置がズレる悪い例
この動きは間違いです。頭の位置が動いていて、顔でボールの行方を追うとストロークが安定せずミスにつながります。
パターを地面と水平に構える
正しいストロークのイメージトレーニングです。パターをこのように地面と水平に持ってください。
目標と平行に左右の目線を動かす良い例
そしてシャフトの向きはボールの目標方向と平行なままで、左手側のシャフトを持ち上げます。このシャフトと左右の目のラインを同じように動かすのがポイントです。
シャフトの向きが目標線から外れる悪い例
これは間違った動きです。シャフトの向きが目標方向から外れています。主に引っ掛けるミスが多くなるでしょう。
撮影協力 セベバレステロスゴルフクラブ
■ 足立智明プロ プロフィール
昭和46年生まれ。日本大学ゴルフ部を経て平成6年にプロ転向。大学3年時に全日本パブリック選手権3位、全日本学生選手権5位、プロ転向後は96年フジサンケイCLで39位などがある。学生時より中嶋常幸プロに師事。同期には久保谷健一など。現在は千葉県のおゆみ野ゴルフガーデンで独自の身体理論を使ったレッスンを展開中。