上達ヒントの宝箱

嗚呼、池ポチャ!救済ルール完全マスター

2010/04/23 10:15

嗚呼、池ポチャ!救済ルール完全マスター

今日イチのドライバーショットで、フェアウェイど真ん中!残りおよそ、130ヤードのセカンドショット。ここは、きっちりグリーンに乗せたいところだけど、右には池。イヤ~な予感がいたします・・・。

ほぼ確実に池ポチャですか?

ナイスオンを夢見て放ったショットは、力なくスライスしながらダイレクトに池へ。白い水柱が上がり、ププッとほくそ笑む同伴競技者。しかし大切なのは池ポチャがほぼ確実であること。

池ポチャの救済措置その1

1ペナを払って、また同じところから打つ。これも池ポチャの処置としてOKです。でもまた、さっきみたいに池へ入れてしまったら・・・。同じところから「鬱」になりそう。あんまり救済感もないし・・・。

池ポチャの救済措置その2

そこで、池に最後に横切った地点から、ピンを結んで後方延長線上にドロップして打つというのが、お馴染みの処置となります。ところが、後方延長線上を辿っても辿っても、ずーっと池。とうとう、こんな後ろまで来てしまいました・・・。

杭は赤なの黄色なの?

そんな場合は、池を囲む杭の色を確認して下さい。黄色の杭だったら、普通のウォーターハザードで、元の場所か、ココから打つしかないのですが、よく見ると杭は赤色ですよ!赤だったら、良いことがあるかもしれません。

赤杭はラテラル・ウォーター・ハザードです

どこまで戻っても池。そんなフェアウェイの側面にあるような池は、ラテラル・ウォーター・ハザードであることがほとんどで、赤色の杭で示されます。さらに、池を横切った地点の付近でドロップできるという措置も選べます!でも、その辺で適当にドロップしちゃダメですよ・・・。正確な処置方法は・・・

横切った地点から2クラブレングス以内で

ドロップの地点の決め方はこうです。まず、ウォーターハザードを示す限界ライン(地面に明示された線)上で、横切ったと思われる地点を決めます。そして、そこからホールに近づかず、2クラブレングスの円弧を描きます。この範囲内であれば、どこでもドロップ可能です。

※詳しくはルールブックの【第3章:規則26-1】をご確認ください。

【協力】茨城ゴルフ倶楽部

■ 佐藤史隆 プロフィール

(社)日本プロゴルフ協会会員。GDOアマチュアゴルフ選手権で競技委員長を務める。ゴルフルールのことなら何でもおまかせ!