【WORLD】どんなピン位置でもピッタリと寄せよう!by リッキー・ファウラー
40ヤード以内は2打で
40ヤードからなら2打でカップインが可能だ。シンプルな動きで、下半身をしっかり固定したまま、流れるようにクラブをテイクバックし、ほぼクォータースウィングで打つだけだからだ。それでもこのアプローチは、誰でも、時にはプロであっても難しく感じられるときがある。ピン位置がどこであれ、クラブヘッドのスピードで自分の手首が曲がるように軽くグリップし、コンパクトにバックスイングする。高さを変えたい場合には、セットアップとリリースを微調整するだけでいい。ピンがグリーンの手前にある場合、ボールをより高く打ち出して、ランを減らす。ピンが奥にある場合には、低めに打って、転がすようにする。アジャストするのがセットアップだけで、ショットのフィニッシュがイメージできれば、ショットの間もメンタル的に安定するだろう。
1.スタンダード
色々な弾道を試す前に、まずきちんとマスターしておくべきショットだ。また、カップがグリーンのセンターにあるときの打ち方でもある。ボール位置はスタンスの中央(ピンが真ん中ならボール位置も真ん中だから覚えやすい。)。手をわずかに飛球線方向に出して、シャフトが少し飛球線方向に傾くようにする。次に手首が曲がり始めるまで、テイクバック。一瞬間を取ってから、通常のインパクトができるようにスウィングする。フィニッシュでは、普段の半分くらいの割合でリリースすれば、クラブヘッドがちょうど手の前にくるようになるだろう。
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■ リッキー・ファウラー プロフィール
2010年のPGAツアー「新人王」。若手ならではの積極的なプレーとカラフルなウェア(最終日は必ず母校オクラホマ大のスクールカラーの「オレンジ」)でファン、マスコミの脚光を浴びた。初優勝は来季以降にお預けとなったが、強豪が揃った2試合で2位に入り、28試合の出場でトップ10入り7回と期待以上の活躍を見せた。更にキャプテン推薦で出場したライダーカップでは新人離れした勝負強さで米国チームに大貢献。アマチュア時代には世界ランキング1位の座を36週間保持。PGAツアー2戦目の「Frys.comオープン」でいきなりプレーオフに残る大健闘。最終日にエースを決めるなど、ここ一番での勝負強さはトップクラス。趣味はモトクロス。母方の祖父が日系2世で、ミドルネームは「ユタカ」。近く日本ツアーで姿を見られるか!?ラウンド前にはTwitterで必ず「Go Time!(さぁ、行くぞ!)」と呟いている。