【WORLD】下りのスライスライン~3つのカギ
1.近くにカップをイメージする
このようなパッティングでは、ボールがカップを2~3メートルオーバーしてしまうことがよくあります。これを避けるには、カップがもっと手前、下りラインの3分の2くらいにあるとイメージしてください。そして、下り傾斜と重力で残りの距離をボールが転がるスタートポイントを探します。そこがあなたが狙うところです。
2.グリップは柔らかく
ほとんどのゴルファーは、このような転がりやすいパッティングを苦手とし、クラブの握りが強くなりがちです。問題はそこで、強い握りほどフィーリングを鈍らせるものはありません。したがって、グリップの強さを意識する必要があります。力の加減を1~10で言うと、3ぐらいでパターを握ります。軽く握っても、パターを後ろに引き、前に振ることができます。
3.スローモーションのように
ボールを柔らかくヒットする方法はいろいろ耳にしたことがあります。まずは、パターのヘッドのトゥ側からストロークする方法ですが、これはインパクトの瞬間にヘッドをひねり、ボールをラインから外して打ち出してしまいかねません。また、パターを短めに握るという方法ですが、これはフィーリングが変わってしまいます。柔らかくヒットするには、ちょうどスローモーションのようにスイングします。これで、このようなスライスラインに必要であるタッチが得られます。
PHOTOGRAPHS BY / J.D. CUBAN
米国ゴルフダイジェスト社提携
Used by permission from the Golf DigestR and Golf WorldR. Copyrightc 2011 Golf Digest Publications. All rights reserved
■ ブッチ・ハーモン プロフィール
1943年、米国ミシガン州デトロイト生まれ。
タイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン、アダム・スコットなど多くのトッププロのコーチを歴任した名トレーナー。ネバダ州ヘンダーソンのリオ・セッコでブッチ・ハーモン・スクール・オブ・ゴルフを経営している。