スライスが治るシャットなテークバック
スライスが治るシャットなテークバック
多くのアベレージアマチュアが悩んでいるスライスを解決しましょう。大抵の方がこのようにスイング軌道(プレーン)から外れて、体の内側(インサイド)にテークバックしてしまいます。この場合、フェースが開いてしまうのでスライスが出る原因になります。
理想的なテークバック
理想は、このようにハーフウェイバック(*1)でフェースが地面の方向を指すように被さった状態(*2)のテークバックです。簡単な方法をお教えしますね。
(*1)テークバック時にクラブが地面と水平になるポイント。正面から見てクラブが丁度90度まで動いた状態のこと。
(*2)俗に言う「シャット」な状態。
ゴムティとセロテープを用意
ウェッジと、ゴムティ(*)、セロテープをご用意ください。そしてこのように、ゴムティをセロテープでウェッジのフェース面に貼ります。
(*)普段使うティ等、代替できるものなら何でも結構です。
アドレス
アドレスは普通に構えてください。
チェックポイント!
そしてテークバックを行うのですが、ハーフウェイバックまで何も考えずに振り上げて、このようにゴムティが地面とほぼ水平な状態(*)になっているか確認してください。これが理想的なテークバックです。ハーフウェイバックまでは両脇を閉めた状態をキープすると、より簡単に出来るようになります。
(*)厳密には、使用するクラブのロフトにより若干上を向いたり下を指す場合があります。
左手甲にゴムティを貼る
もう一つ、シャットなテークバックを実現するゴムティを使った方法です。このように左手の甲にゴムティをつけてください。
理想的なテークバックの例
この場合でも、ハーフウェイバックでゴムティが水平くらいの角度を保っているのが理想的です。
ダメなテークバックだと・・・
悪い例は、左手甲のゴムティが上を向いていること。ハーフウェイバックではゴムティが上を向いているはずです。こうなるとスイングプレーンも軌道から外れるなど、ナイスショットの確率が著しく低くなってしまうので気をつけましょう。
撮影協力:コナミスポーツクラブ目黒
■ 田崎久志 プロフィール
1971年6月9日生まれ。東京都出身。アマチュア時代には茨城県アマで6位に入るなど活躍し、研修生を経てゴルフインストラクターの道を志す。以前にはバイクレーサーとして鳴らすなど身体能力が高く、ゴルフ初ラウンドでも96をマーク。初心者が陥りがちな思い込みによる間違いを指摘するのが上手く、個々にあった矯正法で上達に導いてくれる。