スライスが直る背面打ち
2009/06/24 00:00
スライスの原因【1】
GDO初登場の中井学(なかい・がく)です。これから10回に渡り、皆様を上達に導く練習法をご紹介していきますので宜しくお願いします。
さて第一回目は、スライスに悩んでいる方のための練習ドリルです。
スライスの二大原因とされるのは「左ひじと左腰の引け」。この写真は、インパクトで詰まるのを怖れて、左ひじを引いて、右手でフェースを閉じることでスライスを防ごうと、悪いパターンに陥っている典型的な例です。
スライスの原因【2】
これは左腰が引けている悪い例です。これもスライスを怖れるあまり、左側に打ち出そうとした結果、このような動きが助長されてしまっています。
【背面打ちドリル】アドレス
そこで、「勝手に体が打ち方を覚えてしまう」画期的な練習ドリルを紹介します。まずは普段どおりにアドレスしてください。
【背面打ちドリル】右足を引く
アドレスの状態から、右足を左足の真後ろ(背中側)に引いてください。両足を結ぶラインが、目標方向と直角な状態になります。
【背面打ちドリル】正面から見た状態
正面から見た場合はこうなります。
【背面打ちドリル】テークバック
体の向きはボールに対して正対させたまま、テークバックします。ポイントは・・・
■ 小さく振り上げる
(ハーフスイングかスリークオータースイングで十分)
■ ややインサイドに振り上げる
(体の構造上、自然にそうなります)
【背面打ちドリル】インパクト~フォロー
そして実際にボールを打ってください。インパクトからフォローにかけてのポイントは・・・
■ スイング軌道がインサイドアウトに抜けていく
■ 軌道どおりのボールは、やや右側に打ち出されます
【背面打ちドリル】悪いインパクト
このドリルのポイントは、スイング中に左ひざの角度をキープすることです。左足が写真のように伸びてしまうのは悪い例です。
撮影協力 FAVOR GATE
■ 中井 学 プロフィール
1972(昭和47)年 大阪府豊中市生まれ。中学生でゴルフを始め、高校3年生時に日本ジュニア出場など活躍。92年に渡米し大学に通いながらゴルフの腕を磨く。現在はプロゴルフコーチとしてツアープロからアマチュアまで指導。