飛距離アップの右手リリース
飛距離アップの右手リリース
「手を動かしてはいけない」ことに気を取られて、難しい動きをしているアマチュアをよく見かけます。特に右手のリリースは正しいスイング弧を描くための重要なポイントになります。右手リリースのポイントが直感的に分かる方法をお教えします。
ゴムボールとウェッジを用意
直径20~30cm大のゴムボールとウェッジを用意してください。ウェッジは逆さまにヘッド側を右手で握ります。ボールは、ゴルフ同様に体の正面に置きます。
ボールを足で抑えてもらう
誰か協力者がいれば、ボールを足で抑えてもらってください。一人で行う場合には、ボールの左側に重い障害物を置くか、壁の横に置くと良いでしょう。
テークバックを右手のみで
テークバックを右手のみで行います。写真のようにハーフウェイバックまでで良いです。右手のリリースポイントを体感するレッスンなので、体はターンさせてなくてOKです。
ハーフウェイダウンから振り下ろす
ハーフウェイダウンの位置から振り下ろします。ボールに向かってグリップを当てに行きますが、インパクト時にシャフトが平行で、手首のスナップが効いていることが体感できれば正解です。
手首のコックをためすぎて・・・はNG
手首のコックをためすぎて、リリースしないままインパクトするのはNG。ハンドファーストを意識しすぎて起こるミスです。ヘッドスピードは、手首のコックと右ひじがリリースされる事で発生するのですが、これでは手首のリリース(スナップ)が無い分、パワーロスになってしまいますね。ムチで叩くイメージと言えば分かり易いでしょうか。正しいイメージが掴めるよう頑張ってください。
■ 泉谷一雄プロ プロフィール
1966年 山口県生まれ。十数年に渡る豊富なレッスン経験で、スコアメークにつながるスイング作りに定評がある。またツアープロを目指していた事もあり、コースレッスンでは効率的なコース攻略法を伝授してくれる。初心者~上級者までレベルを問わず対応し、個別スイングプログラムを作成するなど独自の上達法を確立。