飛ばしの素振り(1)【タオル編】
飛ばしの素振り(1)【タオル編】
足立智明です。今回から10回に渡って飛距離アップにつながる練習法を紹介していきます。第一回目は、タオルを使った飛距離アップ練習法です。長さ1メートルくらいのスポーツタオルをご用意ください。手ぬぐいよりも大きく、バスタオルよりも小さいものが良いでしょう。
■ 用意するもの
長さ1メートルくらいのスポーツタオル
タオルの先を結ぶ
そして、タオルの先を結んでください。可能であれば、結んだ部分だけ水に浸して重みをつけると更に良いでしょう。振ったときに水が飛び散らないよう、しっかり絞ってください。
脱力する
そして結び目を下に垂らしてアドレスを取ります。ポイントは脱力すること。写真のように両手をダラ~っと下に垂らして完全に脱力出来ていることを確認してください。
■ ポイント
・結び目を地面側に垂らしてアドレスする
・完全に脱力する
アドレス
そしてクラブを握るように、両手を合わせてグリップの形を作りアドレスします。
フォワードプレス
そして実際に振るのですが、普通に振るのではタオルがヨレてしまうので、いったん目標方向にフォワードプレスをしてからテークバックを開始してください。
■ テークバックのポイント
テークバックの開始はフォワードプレスから始める。
テークバック
そして通常のスイングのようにテークバックに入るのですが、体の動きにヘッド側(結び目側)が遅れて着いてきていません。これは全身でスイングできている証拠で、良い傾向です。“手打ち”だと、逆にヘッド側が先行していますので注意してください。
トップオブスイング
そしてトップオブスイング。ここでは慣性の法則でタオルが体(首)に巻きつくようになります。ココからが重要なポイントなのですが、「タオルに振られてやる」気持ちでゆったりと切替しを行ってください。
■ 切替しのポイント
「タオルに振られてやる」気持ちでゆったりと
フィニッシュへ
そしてフィニッシュへ向かって大きく振り出していきます。速く振ろうとするのはNGです。慌てずにゆっくり振るのがポイントです。フィニッシュでもタオルが首に巻きつくと思いますが、そこからこの素振りを繰り返し行ってください。よどみなく振れるようになると、意識しなくてもスイングプレーンが矯正され、力まなくてもヘッドスピードが上がります。
撮影協力:鶴舞カントリー倶楽部
■ 足立智明プロ プロフィール
昭和46年生まれ。日本大学ゴルフ部を経て平成6年にプロ転向。大学3年時に全日本パブリック選手権3位、全日本学生選手権5位、プロ転向後は96年フジサンケイCLで39位などがある。学生時より中嶋常幸プロに師事。同期には久保谷健一など。現在は千葉県のおゆみ野ゴルフガーデンで独自の身体理論を使ったレッスンを展開中。