飛ばしの素振り(2)【バット編】
飛ばしの素振り(2)【バット編】
「飛ばしの素振り」2回目は、バットを使った練習方法です。これは最も飛距離アップを体感してもらえる練習法ですが、注意したい点がいくつかありますので紹介しましょう。
まずは野球のバットをご用意ください。または、ゴルフの素振り用バットも市販されているので、そちらでも結構です。
ゆっくりと大きなスイング
それでは素振りのポイント【1】をお教えしましょう。
バットを持って、普段どおりのスイングしてください。このとき、ゆっくりと大きなスイングを心がけて、体が温まるまで繰り返し振り続けてください。
右から左への体重移動を意識する
そしてテークバックからフォロースルーまで、右から左への体重移動を意識してスイングしてください。
体が温まったら
10回ほど振ると体が温まってきますので、そのまま素早く5回スイングしてください。
バランス良く素早く振る
素早く振るときの注意点は、スイング中に体のバランスが保たれていること。リズム良く振るのがコツです。
フィニッシュでヨロつかない
思い切り振りすぎてフィニッシュでヨロけるのは悪い例です。バランスを保てる範囲で思い切りよく振ってください。
スイング中は前傾姿勢を保つ
スイング中は前傾姿勢を保ってください。思い切り振ると体が起き上がり易くなります。「バランス良く」「前傾姿勢を保ちながら」「思い切りよく」振るのがポイントです。
一連の動作を繰り返す
【1】「ゆっくり大きく振る」を10回
【2】「素早く振る」を5回
この15回の連続素振りを1セットとして、1日3セットを週に3回実施してください。この練習は飛距離アップに劇的効果をもたらします。体に負担をかけすぎないように気をつけてください。
【撮影協力】鶴舞カントリー倶楽部
■ 足立智明プロ プロフィール
昭和46年生まれ。日本大学ゴルフ部を経て平成6年にプロ転向。大学3年時に全日本パブリック選手権3位、全日本学生選手権5位、プロ転向後は96年フジサンケイCLで39位などがある。学生時より中嶋常幸プロに師事。同期には久保谷健一など。現在は千葉県のおゆみ野ゴルフガーデンで独自の身体理論を使ったレッスンを展開中。