上達ヒントの宝箱

腰で覚えるインパクト

2009/10/23 10:00

腰で覚えるインパクト

インパクトのタイミングが分からない方、体重移動がうまくできない方、足腰が疲れてくるとショットが乱れてしまう方・・・。そんな方は、この練習法でインパクトの動きやタイミングを、あなたの腰に、その下半身に、覚え込ませてしまいましょう!

右手で何かにつかまります

壁の凹凸部分や、手すり、ドアノブなどに、右手でつかまります。そして左手は、写真のように上腕部をつかむか、あるいは、右手首をつかむ形で準備完了!

右へ腰がスウェーしないようにテークバック

右手で何かにつかまったまま、テークバックをイメージして腰を回していきます。当然、腰が右に動いてしまわないよう、その場で回転するようにしてください。右足の付け根に、ズボンの折り目がピッと入る感じです。

左に腰が流れないようダウンスイング

そこから、ダウンスイングをイメージしながら、腰を回します。テークバックとは逆に、左足の付け根にズボンの折り目が入るように回してください。そのとき、腰が左に流れてしまわないよう、注意です。つまり・・・

こんな風になるのはNG!

こんな風に、腰がグニャッと左にスライドしないように気をつけましょう。体の中心がズレないように、しっかりと腰を回してくださいね。

これがインパクトのタイミング

腰が左に回転しますが、右手で何かにつかまっているため、上半身が残ります。これ以上腰が回らないところがインパクトのタイミングになります。左足の付け根にピッと折り目が入る瞬間です。しっかりと足を踏ん張って、インパクトを腰に覚え込ませてしまいましょう。

ラウンドの後半、こんな風になっていませんか?

前半は好調なのに、後半疲れてくると、足が踏ん張れなくなって、こんなフィニッシュになっていませんか?それは明らかに下半身の筋力不足。腰を左へ回していくと同時に、右手は上半身が開かないように踏ん張る練習は、実は下半身の筋トレにもなるんです。

ドアノブならこんな感じ

ドアノブを使って、この練習をするなら、右手首を左手で持っても構いません。会社の休み時間やご家庭の適当な場所で、毎日毎日練習してください。腰で覚えるインパクトのタイミング、下半身のスタミナ作りに一石二鳥です!

【協力】コナミスポーツクラブたまプラーザ

■ 齋藤雄二 プロフィール

神奈川県出身。1975年生まれ。コナミスポーツクラブたまプラーザ勤務。実弟はゴルフダイジェスト社のドラコンチャンピオンで、自らも300ヤードをかっ飛ばすロングヒッター。飛ばしはもちろん、ショットの精度を上げるスイング理論についてもバッチリ伝授いたします。