上達ヒントの宝箱

貯めたパワーを解放する引き金

2010/02/05 15:15

貯めたパワーを解放する引き金

テークバックで十分に体をコイルしてパワーを貯め、ダウンスイングへ移行する切り返し。あなたの切り返しを始める引き金はどこですか?それをしっかり、意識していますか?

引き金次第でスイングが変わる

切り返しの引き金はどこか?それをしっかり意識していないと、スイングのパワーを十分に生かせません。ボールを打ち急ぐあまり、手が引き金になると、こんなインパクトになってしまいます。

要は右足内側で踏ん張った力を解放すること

想像してみてください。ツルツル滑る地面や軟らかくて安定しない地面ではスイングできないでしょう。パワフルなショットを放つためのスイングは、地面に対して右足の内側で踏ん張った力をロスなく解放することがポイント。

まず飛球線方向へグッと蹴り出せ!

結論をずいぶん引っ張ってしまいましたね(笑)。右足の内側、正確には母指球とかかとで、踏ん張ったなら、切り返しもそこからスタートします。右足の内側を飛球線方向にグッと蹴り出すことが、切り返しの引き金となります。

当然こんな風にはなりません

右膝が前に出たり、体重が右足に残ったりすることはありませんか?しっかりと、右足の母指球とかかとに力を込めて、飛球線方向に蹴り出せば、そんなことはないはずです。

左足の母指球で受け止める

右足の内側で飛球線方向に蹴った力は、左足の母指球で受け止められ、フィニッシュで左足のかかとへと体重が移動する感じになります。

左右交互に蹴る練習

右足の内側で飛球線方向に蹴ったら、今度は左足の内側で正反対に蹴り返すような練習を繰り返してみると良いでしょう。スキーのボーゲンのような動きです。この下半身の動きを土台としたスイングが、下半身リードのパワーを生むのです。

【協力】小達敏昭銀座ゴルフクリニック

■ 土屋光司 プロフィール

小達敏昭銀座ゴルフクリニック勤務。1995年より小達プロのキャディを務める傍ら、 共にジム・マクリーン、内藤雄士のスイング理論を学ぶ。2000年プロ転向。細心ながら小達プロとかわらぬ300Yを超えるドライブを放つ。類希なビューティフルスインガー。2004年、「マンダムシードよみうりオープンゴルフトーナメント」をマンデーから本線出場を果たすと共に、「スタンバイツアー」で優勝を飾る。小達プロのスイングチェックも担当。