低く長くヘッドを走らせる体感練習
低く長くヘッドを走らせる体感練習
ハーフウェーダウンからインパクトを迎えるまでの瞬間は、意識して動きを制御できる領域ではありません。しかし、正しいインパクトをイメージし、体感する練習法があるんです。
低く長く走らせる体の使い方
ヘッドを低く長く走らせることが、球筋を安定させ、十分にボールにパワーを伝える要。まずは、セットアップの状態から、ボールを右足のやや外側に置いてみましょう。そこから・・・
体全体を使ってボールを転がす
小手先ではなく、体全体を使ってボールを飛球線方向へ、真っ直ぐ転がしていきます。重いボールを体全体で引きずるようなイメージです。
下半身のリードでボールを運ぶ
どうですか?右足の内側で飛球線方向に蹴り出しながら、腰が回転し、次に上半身、そして腕。まっすぐに、スーッとボールを転がすには、下半身でリードしながら、体全体をうまく使う必要があります。難しいですか?
腰が左右に傾いていませんか?
ボールを転がすとき、腰のベルトのラインが、右や左に傾いてしまうのはNG!小手先で微調整しなければ、ボールを真っ直ぐに運ぶのは難しくなります。
腰のベルトは水平に回ること
下半身のリードでボールを転がしていく時、腰はベルトのラインに沿って、水平に回すことが肝心です。
上半身が止まっていませんか?
転がしていく途中で、上半身がこんな風に止まってしまうのもダメ。そうなると、フォローで腕の行き場がなくなり、窮屈に感じるはずです。最後まで、体全体を使って転がしてください。
インパクトではこんな形になります
腰を水平に保ち、体全体を使ってボールを転がすと、インパクトの地点ではこんな形になるはず。この練習で、低く長くヘッドを走らせる体の使い方を、しっかりと体感してくださいね。
【協力】小達敏昭銀座ゴルフクリニック
■ 土屋光司 プロフィール
小達敏昭銀座ゴルフクリニック勤務。1995年より小達プロのキャディを務める傍ら、 共にジム・マクリーン、内藤雄士のスイング理論を学ぶ。2000年プロ転向。細心ながら小達プロとかわらぬ300Yを超えるドライブを放つ。類希なビューティフルスインガー。2004年、「マンダムシードよみうりオープンゴルフトーナメント」をマンデーから本線出場を果たすと共に、「スタンバイツアー」で優勝を飾る。小達プロのスイングチェックも担当。