上達ヒントの宝箱

「前へならえ!打法」でアプローチの距離感UP!

2011/01/11 10:15

「前へならえ!打法」でアプローチの距離感UP!

アプローチの距離感が、思うように掴めなくて悩んでいる人いませんか?でも、それって距離感が掴めないのではなくて、そもそも掴みようがないスイングなのでは・・・?そんなあなたに、今回は「前へならえ!打法」を伝授いたしましょう!

距離感を掴みようがないスイングとは?

アプローチの距離感は、インパクトの強さではなく、振り幅で掴みますよね。たとえば腰から腰、膝から膝といった一定の振り幅で、自分にとってどのくらいの飛距離になるのかを把握していくわけです。でも、そもそも振り幅に対する飛距離が安定しないスイングでは、距離感なんて掴みようがありませんよね。

手首や肘を使うとコントロールが難しくなります

振り幅に対する飛距離が安定しないスイングとは、手首や肘を使ったスイングです。振り過ぎたと思って手を緩めたり、振り幅が小さかったと思って、いきなり強めたり。手首や肘を使ったスイングでは、飛距離が不安定になり、そうした悪いスパイラルから、いつまでも抜け出すことはできませんよ。

まずはクラブを2本持って前へならえ!

悪いスパイラルを今日から断ち切りましょう!写真のように、クラブを2本持って、前へならえをしてみてください。肘を曲げないで、腕をまっすぐピンと伸ばすことがポイントですよ。その状態を保って、左右に体を回してみましょう。

テークバックやフォローで肘が曲がるのはNG

2本のクラブを正面に向け、前へならえをした状態をキープして、テークバックからフォローまでをイメージして、水平に振ってみて下さい。写真のように、テークバックで肘が曲がってしまったり、フォローで肘が曲がってしまったりはNG。最初から最後まで、前へならえをキープすることが重要です。

前へならえをキープすれば体の回転を意識できます

アプローチの距離感は振り幅で掴むのですが、もう少し具体的に言えば、体の回転量で掴むともいえます。前へならえの状態をキープすれば、自ずと体の回転量で振り幅が決まります。そこに、肘を曲げたりする余計な動作が入ってしまうと、同じような幅で振っているつもりでも、距離感を一定にするのが困難になるのは当然ですよね。

「前へならえ!打法」の感覚を意識しましょう

「前へならえ!打法」によって、体の回転で打つイメージを掴んだら、今度はその感覚を意識して、ショットしてみましょう。もちろん、前傾しても前へならえをキープです。体の回転量で距離感を出していく感じが、きっとすぐに体感できますよ。「前へならえ!打法」を体得すれば、特に、小さな振り幅でのコントロールに磨きがかかります。アプローチがグンと楽しくなりますよ!

【撮影協力】K’s Island Golf Academy

■ 植村啓太 プロフィール

男子プロの立山光広らを見るプロコーチであり、慶応義塾大学ゴルフ部のコーチも兼任している。インドアゴルフスタジオ「K’s Island Golf Academy」を主宰。様々なレベルのアマチュアへのわかりやすいレッスンが好評。