畳一畳でできる!おウチでエコ練 第四弾「一夜漬けでもOKのパット必勝法」
1.2つのモデルから「今日の1本」を選ぶ
今回はパットの必勝法についてご紹介します。皆さんは、普段どんなパターをお使いでしょうか?ピン型、L字型、ネオマレット型など、いろんな形状のパターがありますよね。また、ゴルファーによっては、お気に入りの1つのモデルを使い続けている人もいれば、所有している複数のモデルから「今日の1本」を選んで使っている人もいると思います。
QP的にオススメしたいのは、「今日の1本」を選んで使う方法です。ヘッドの大きさが異なるモデルを2本用意しておいて、ラウンドの前日や当日にフィーリングのいいほうを使うのです。これは、多くのプロゴルファーも実践している方法です。
2.感性と慣性をマッチさせよう
パットというのは、ちょっとしたフィーリングの違いや体調によって、入ったり入らなかったりするもの。ストロークの感触が異なる2つのパターを用意しておけば、自分の調子や感覚に合わせやすくなります。
ストローク感を変えるためには、ヘッドの大きいモデルとヘッドの小さいモデルを用意しておきましょう。言い換えれば、慣性モーメントの大きいモデルと、慣性モーメントの小さいモデルです。前者はネオマレット型、後者はL字やピン型が代表的です。
パターは、ヘッドの慣性モーメントの違いによってストローク感が大きく変わるものです。自分のフィーリング(感性)にヘッドの大きさ(慣性)を合わせれば、いい結果が得られるというわけです。
3.フォローに集中する「ボール押しドリル」
では、おウチで簡単にできるパッティングの効果的なドリルをご紹介します。ボールに対して構えたら、バックスイングせずにヘッドでボールを押し出すように転がしてみましょう。目標に対してまっすぐ転がせたら、フォローの位置でヘッドを止めて、そのヘッドの位置やフェースの角度をよく覚えておきます。そして実際にバックスイングして打つ際にも、フォローでヘッドがその状態になるように意識してストロークします。これでカップインする確率が高まるはず!
4.即効性があってラウンドでも効果あり!
「ボール押しドリル」のメリットは、とてもシンプルで即効性があるところです。本番前日の一夜漬けにも効果的な練習方法と言えるでしょう。
さらに、フォローのヘッド位置を確認する動作だけなら本番のラウンドでも可能です。押す動作を素振りして、フォローのヘッド位置を確認。それから実際にストロークするのです。ラウンドで調子が悪いときには、ぜひやってみてください。
■ 関 雅史(せき・まさし、通称:QP関) プロフィール
1974年生まれ。研修生、ツアーキャディなどの経験を経て、2005年にPGAインストラクター資格を取得。2008年にティーチングプロ選手権で3位タイ、ドラコン大会にて382ヤードの記録を持つ。自身が店長を務める「ゴルフフィールズ」では、ギアとスイングの両面を加味して行うレッスンに定評があり、WEB、ゴルフ雑誌でも活躍中。また、独特のキャラを生かしたブログ「QP ゴルフブログ」のファンも多い。
「ゴルフフィールズ」URL:http://www.golf-fields.com/
「QP ゴルフブログ」URL:http://ameblo.jp/qplife/