薗田峻輔の練習法を紹介!
ナイスショットは理想のトップから
2010年、プロ入り後わずか5戦でトーナメントを制し、その後も安定した成績で賞金ランク10位に食い込む活躍を見せた薗田峻輔。狂いやすいスイングを安定させるために、常に実行している練習法があるという。特にトップの位置が理想とずれやすく、その修正法を紹介してくれた。
まず手首のコックでクラブを持ち上げる
理想のトップを確認するための第一段階として、まずはクラブを体の正面にキープしたまま、手首のコックのみを使って持ち上げます。
ハーフバックの位置までまわす
そして上体のひねりと腕のローテーションを使って、クラブをハーフバック(飛球線と並行)の位置までまわします。
そのまま持ち上げてトップへ
そのままクラブを真上へ持ち上げれば理想のトップが出来上がります。この位置を体に覚えこませてからスイングすることにより、トップ位置のずれを修正していきます。
目標物に対してスライスでまわす
またラウンド中のさまざまなシチュエーションを想定し、意図的に球を曲げるような練習もしておきます。まずは100ヤードくらい先に目標物を決めて、その目標物を左から回り込ませるようにインテンショナルスライスを打ちます。
フックでも同様に
次に同じようにインテンショナルフックを打って目標物の右から球を回り込ませます。この練習を普段からやっておくことにより、トーナメント中、コースでのあらゆる場面に対応できるようにしておくのです。
■ 薗田峻輔 プロフィール
杉並学院高校出身で、石川遼の2学年先輩にあたる。アマチュア時代にはナショナルチームのメンバーとして国際舞台でも活躍を重ねてきた。2009年のファイナルクオリファイで22位に入り、レギュラーツアー出場権を獲得。同年12月、明治大学在学中にプロ転向を果たした。翌2010年、「~全英への道~ミズノオープンよみうりクラシック」でツアー初勝利を達成。ツアー最速タイとなるプロ転向5試合目での勝利となり、早くも大物ぶりを見せつけた。今後も大きな飛躍が期待される若手プレーヤーの1人だ。