上達ヒントの宝箱

ショートゲームの名手アン・ソンジュ直伝!パッティングの基本とは?

2011/12/20 09:00

パッティングの基本とは?

ゴルフは全てのショットがスコアにつながりますが、一番慎重になるのがパッティングだと思います。優勝を決めるパットもボギーパットも同じ1打です。私がパッティングで気をつけているポイントをいくつか紹介します。

ボールの真上に目線を置いて構えましょう

多くのアマチュアの方が悩むポイントになるのが、ボールを置く位置だと思います。私は構えた時に両目の真下にボールがくるようにしています。アドレスに入った後も打ち出す方向を確認しますが、ボールの真上から見ていないと、ラインが曲がって見えてしまうからです。

ボール位置はアイアンと同じ

ボールの左右位置ですが、私は両足の真ん中かボール1つ分左よりにしています。アイアンショットと同じ位置にしていますね。インパクトをどこで捉えるかなので、左足に体重を置くタイプの方はもっと左足よりになると思いますし、体の正面でインパクトを迎える方はボールも必然的に体の正面になりますので、それぞれのパッティングフォームに合わせてください。

パターの芯でボールを捉えましょう

次に私が大事だと思うのがしっかりとボールをヒットすることです。パターのフェース部分の中心でボールを捉えられるように練習しましょう。オススメは、1m程度の短い距離を何度も同じところに狙う練習方法です。ストロークの大きさも安定しますし、パターのセンターでヒットする感触を掴むことができるようになります。

ロングパットはショートパットの延長

短い距離をしっかりと打てるようになれば、パッティングの距離が長くなっても、振り幅を大きくしていくだけなので、無駄な動きを抑えられることになると思います。3~5mのミドルパット、6m以上のロングパットもショートパットで掴んだストロークの延長になりますので、短いパッティングをしっかりと身につけましょう。

ヘッドアップに気をつけましょう

パッティングに限ったことではありませんが、ヘッドアップには気をつけましょう。これは、私の悪い癖の1つでもありますので、皆さんにもアドバイスをしておきます。どうしてもボールの軌道が気になって、インパクトから目でボールを追ってしまうと、自然と右肩が前に出てしまい狙ったラインよりも右に押し出してしまうミスが出てしまいます。

インパクトの後もボールがあった位置を見るような癖を付けましょう。視界から完全にボールが消えてからボールの行方を確認するようにすれば、パッティングのミスは確実に減るはずです。

■ アン・ソンジュ プロフィール

アマチュア時代から韓国ナショナルチームで頭角を示し、2005年にプロへ転向。韓国ツアーでは7勝を挙げるなど活躍を続けた。2009年、日本女子ツアーの予選会を2位で通過し、ツアー出場権を獲得。開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」では2位に5打差をつけて圧勝し、ツアーデビュー戦で勝利を飾る快挙を成し遂げた。2010年、2011年日本女子ツアーの賞金女王。